PSG
Keywords: PSG, 1980年代, 6502, ATARI, FM-7, FM-77, FM77AV, FM音源, GI
PSG(Programmable Sound Generator)は、コンピュータに搭載される音源の一種。1980年代のパソコンや携帯用ゲーム機に採用されている。
主にゼネラル・インスツルメンツ(GI)社のAY-3-8910相当品のことを指すが、テキサス・インスツルメンツ(TI)社のSN76489も同様に扱われる。
また、ヤマハの一部のFM音源チップ(YM2203/YM2608など)に搭載されているそれはSSG (Synthesized Sound Generator) と表記されることがあるが、実態はAY-3-8910と同じものである。ヤマハはAY-3-8910相当のPSG単体のチップ(YM2149)も出している。
広義では、ファミコン以降のゲーム機もまとめて「ファミコン」と呼ぶ世代がいるように、 矩形波の出る安価なチップ音源もまとめて「PSG」と呼ばれることがある。
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AY-3-8910の仕様
代表的なPSGチップであるAY-3-8910は次のような仕様である。
- 矩形波発生装置 3系統(音量16段階、周波数4096段階8オクターブ、デューティー比1:1固定)
- ノイズ発生装置 1系統
- エンベロープ発生装置 1系統
- ミキサー
- 8bit汎用入出力ポート×2(ジョイスティック、タッチパネルなど)
- ATARI仕様の台形9ピン(D-Sub)のインターフェースが実装されることが多かった。
- 備考
- チャンネルごとに、出力のモードを「ミュート」「矩形波を出力」「ノイズを出力」「矩形波とノイズをmix出力」から選べる。
- mix出力モードでは音に濁りが出る。
- なぜ濁るのかというと、じつは同時に鳴っているのではなく、内部で高速にトーンとノイズが切り替えられているためである。
- mix出力時、矩形波とノイズの音量は独立制御できない。音量はあくまで3系統であり4系統ではない。
- チャンネルごとに、出力のモードを「ミュート」「矩形波を出力」「ノイズを出力」「矩形波とノイズをmix出力」から選べる。
AY-3-8910相当品を搭載した主なコンピュータ
SSGを搭載した主なコンピュータ
FM音源:YM2203(OPN)/YM2608(OPNA)を搭載
- MZ-2500
- FM77AV
- PC-8801mkIISR
- PC-9801(オプション)
SN76489の仕様
SN76489(DCSGとも呼ばれる)のPSGとの大きな違いは、矩形波チャンネル3つ+ノイズ発生チャンネル1の合計4チャンネルで構成されているところである。PSG(SSG)はその構造上ノイズの音量制御が3つのチャンネルのどれかに依存してしまうが、SN76489(やpAPU)にはこの制限はなく、独立したノイズチャンネル単体で自由に音量制御できる。
SN76489を搭載した主なコンピュータ
- MZ-700 : SN76489
- MZ-1500 (同時6音) : SN76489×2
- MZ-5500 : SN76489
- セガ (初代~マスターシステム、メガドライブ、ゲームギア) : SN76489
- M5 (ゲームパソコンM5) : SN76489A
- パソピア : SN76489A
- パソピア7 (同時6音) : SN76489A×2
- SMC-777 : SN76489
ファミコン音源(pAPU)の仕様
ファミコンに搭載されている音源は次のような仕様である。
- パルス波(矩形波)発生装置 2系統(デューティー比1:1、1:3、1:7切り替え)
- 三角波発生装置 1系統 (4bit波形、音量は基本的に固定)
- ノイズ発生装置 1系統
- DPCM 1系統
- ミキサー
この音源はファミコンのCPU RP2A03(6502カスタム)に組み込まれた機能の一つであり、 pAPU(pseudo Audio Processing Unit)と呼ばれている。
pAPUのパルス波発生装置はゲームボーイ、ゲームボーイアドバンスにも搭載され、 矩形波だけでなくデューティー比1:7パルス波などの独特な音色も出せる表情の豊かさがPSGの矩形波との大きな違いである。
PSGと誤解されやすいその他の音源
なお、PCエンジンに使われているのは波形メモリ音源(変調機能つき)であり、PSGではない。
