龍樹

Keywords: 龍樹, 0, カシミール, サンスクリット, セイロン, チベット仏教, バラモン, マハーバーラタ, 一切皆苦

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仏教

基本教義
縁起, 四諦, 八正道
三法印, 四法印
諸行無常, 諸法無我
涅槃寂静, 一切皆苦
人物
釈迦, 十大弟子, 龍樹
如来・菩薩
仏の一覧
部派・宗派
原始仏教, 上座部, 大乗
地域別仏教
経典
聖地
八大聖地
ウィキポータル 仏教

ナーガルージュナ(naagaarjuna)、漢訳名龍樹(りゅうじゅ、漢字制限当用漢字常用漢字教育漢字)上の表記は竜樹だが用例は少ない)は150‐250 年ころ(生没年不詳)のインド仏教の僧。

名前はサンスクリットで、ナーガは蛇(蛇神転じて竜)、アルジュナはインド神話のマハーバーラタに登場する武将から(転じて英雄の意味もある)。日本では漢訳名の龍樹で知られる。

目次

事績

南インドのビダルバの出身のバラモンと伝えられ、幼い頃から多くの学問に通じた。シャータバーのハナ朝の保護のもと、セイロンカシミール・ガンダーラ・中国などからの僧侶のために僧院を設けた。この地(古都ハイデラバードの東70km)は後にナーガルジュナ・コンダ(森)と呼ばれる( 史学的に厳密な生涯は不詳である )。

大衆部上座部・上座部系説一切有部、さらには当時はじまった大乗仏教運動を体系化したともいわれる。ことに大乗仏教の基盤となる『般若経』で強調された「空 (仏教)」を、無自性であるから「空」(サンスクリット語では、シューニャSunya、数字のゼロの意味もある)であると論じ、釈迦縁起を説明し、後の大乗系仏教全般に決定的影響を与える。これによって日本では「八宗(南都六宗・天台宗真言宗)の祖」の龍樹菩薩として仰がれている。

龍樹の空観

この「空」の理論の大成は龍樹(りゅうじゅ)の『中論』などの著作によって果たされた。(なお,伝統的に竜樹の著作とされるもののうち『中論(頌)』以外のほとんどは果たして竜樹の真作か疑わしい,と近代仏教学では見られている.)

龍樹は、存在という現象も含めて、あらゆる現象はそれぞれの関係性の上に成り立っていることを論証している。この関係性を釈迦は「縁起」として説明しているが、龍樹は縁起の実在性を否定し,代わってより深く一般化された、非実在的な関係性に相互矛盾や相互否定も含みながらも、相互に依存しあっていることを明らかにした。これを「空」もしくは「空性」と呼んでいる。

さらに、関係性によって現象が現れているのであるから、それ自身で存在するという「ユニークな実体」(=自性)はないことを明かしている。これによって、縁起によってすべての存在は無自性であり、それによって「空」であると論証しているのである。龍樹の「空」はこれから「無自性空」とも呼ばれる。

しかし、これら関連性は現象面を人間がどのように認識するかとは無関係のものである。これを人間がどう認識し理解して考えるかについては、直接的に認識するということだけではなく、人間独自の概念化や言語を使用することが考えられる。龍樹は、人間が外界を認識する際に使う「言葉」に関しても、仮に施設したものであるとする。

『大品般若経』の中に以上の内容が含まれているため、龍樹自身がこの経典編纂に携わっていたのではないかという説もある。

この説が中国などでは、直接認識した世界と、言語によって概念的に認識した世界を、それぞれ真諦と俗諦という二つの真理があるとする。言葉では表現できない釈迦のさとりは真諦であり、言葉で表現された釈迦の言葉を集めた経典などは俗諦であるとする、二諦説と呼ばれる。

さらに、龍樹は「無自性空」から「中」もしくは「中道」もほぼ同義語として扱い、釈迦の中道への回帰を説いている。

伝来

彼の教えは、鳩摩羅什(クマーラジーヴァ)によって中国に伝えられ、三論宗が成立。また、シャーンタラクシタによってチベットに伝えられ、ツォンカパを頂点とするチベット仏教教学の中核となる。8世紀以降のインド密教においても、龍樹を著者とする五次第などの多数の文献が著された。

著作

説一切有部(せついっさいうぶ)を代表とする実在論を否定し、すべてのものは実体として認識することはできず、単に言葉によって施説されたものであると説いている。(「非有非無」)この主張を受け継いだのが中観派である。
摩訶般若波羅蜜経(大品般若経)の百巻に及ぶ注釈書である。
大乗菩薩の階位について論述している。ことに易行品によって浄土教の往生と成仏が論証されている。

錬金術

インドでは仏教の僧であるよりも錬金術師、占星術師として有名で著作伝説がある。

水銀学の27人の学者のなかでナーガールジュナ(とナーガボーディ(龍智?))をあげる。

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