食道癌

Keywords: 食道癌, がん (悪性腫瘍), イリノテカン, シスプラチン, ドセタキセル, パクリタキセル, フルオロウラシル, ボディマス指数

食道癌しょくどうがん)は、食道に発生する上皮性由来の腫瘍()である。

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目次

分類

病期分類は、国際的に多くの腫瘍で用いられる通りTNM分類によって行われる。

組織学的分類

TNM分類

2004年9月6日現在は食道癌取り扱い規約第9版による

疫学

日本では食道癌全体の93%以上を食道扁平上皮癌がしめるのに対し、アメリカではここ30年ほどで比率が変化し、現在では半分近くを食道腺癌が占めるという。その違いの原因は明らかではないが、ひとつは禁煙による癌発症予防効果が扁平上皮癌の方が高いことが挙げられている。これは、アメリカでは日本よりはるかに禁煙が進んでいるためである。

症状

初期症状は食道違和感等の不定愁訴に近く、またリンパ節転移が多いことと、食道は他の消化器臓器と異なり漿膜(外膜)を有していないため、比較的周囲に浸潤しやすいこと等から、進行が早いため、発見が遅れやすい。

食道癌と診断された人では、その時点で74%の人が嚥下困難、14%の人が嚥下痛がある。57%の人で体重が減少しているが、このとき、体重の減少の程度が、BMIで10%以上の減少に相当する場合には、予後不良の可能性が高くなる。呼吸困難、咳嗽、嗄声、胸骨後部または背部または右上腹部痛はまれだが、進行した病変の存在を示唆する。

診断

身体所見

特徴的なものはない。

左鎖骨下リンパ節の腫大はウィルヒョウリンパ節と言われるが、現在はウィルヒョウに転移する前に発見されることのほうが多い(ウィルヒョウは19世紀のドイツの病理学者)。

画像所見

腫瘍マーカー

食道癌に関しては、診断、治療効果判定、予後評価のいずれかにでも役立つ腫瘍マーカーはひとつもない。

治療

治療法は手術あるいは放射線化学療法である。診断の時点で既に50%は切除不能である。

予後

胃癌大腸癌を含む消化管の癌の中では予後は極めて悪い。これはリンパ節転移が多いことと、食道は他の消化器臓器と異なり漿膜(外膜)を有していないため、比較的周囲に浸潤しやすいことが上げられる。

食道癌全体での5年生存率は、1970年には4%であったが現在では14%ほどに改善している。アメリカでの成績であるが、手術を行った場合の5年生存率は、0期で95%以上、I期で50-80%、IIA期で30-40%、IIB期で10-30%、III期で10-15%である。IV期は「転移あり」を意味するが、生存期間中央値が1年以下である。TNM分類以外で予後を予測する因子として、以下が統計的に証明された予後不良因子である: BMIの10%以上の減少、嚥下困難、大きな腫瘍、高齢、lymphatic micrometastases。

参考文献

書籍名発行ページ著者出版
STEP内科(6)消火器・膠原病1999年10月29日第1版P.42-P.47監修:溝上 裕士 他海馬書房
STEP外科(2)消化器外科・小児外科2001年10月4日第1版P.4-P.21監修:小田 行一郎 他海馬書房
新臨床内科学 第8版

関連項目

執筆の途中です この「食道癌」は、医学に関連した書きかけ項目です。この項目を加筆、訂正などして下さる協力者を求めています。

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