風呂
Keywords: 風呂, 1960年代, 1980年代, アクリル樹脂, イギリス, サウナ風呂, シャワー, ステンレス, スーパー銭湯, トルコ風呂
風呂(ふろ)とは、容器(浴槽、バスタブと呼ばれる)に湯を満たして人が浸かり、温浴する設備をいう。あるいは湯を使わず、内部を蒸気などで加熱した建物などを指しても使われる。また、漆器に塗った漆(うるし)を乾燥させるために蒸気を満たした室も風呂と呼ばれる。
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語源
日本語の風呂の語源は、2説ある。
- もともと「窟」(いわや)や「岩室」(いわむろ)の意味を持つ室(むろ)が転じたという説
- 抹茶を点てる際に使う釜の「風炉」から来たという説
英語のbathは、イギリスにある温泉場の街の名前、バースが語源といわれている。
日本の風呂
風呂はもともと、蒸し風呂を指す言葉と考えられており、現在の浴槽に身体を浸からせるような構造物は、湯屋・湯殿などといって区別されていた。
種類
岩風呂
岩風呂(いわぶろ)は、主に瀬戸内海など海岸地帯にあった蒸し風呂である。天然の石窟などの岩穴の中で、火を焚いて熱する。適当な温度になったところで灰の上に海藻や海水で濡らした莚(むしろ)を引き、その上に人が横たわる形で入浴をした。
釜風呂
釜風呂(かまぶろ)は、主に内陸部で広まった蒸し風呂である。特に京都の八瀬の竈風呂が代表的。岩で直径2メートル程度のドーム型に組んだ下側に小さな入口がある構成。最初にドーム内で火を焚き熱する。加熱後に換気を行い、塩水で濡らした莚を引いて、その上に人が横たわる形で入浴をした。
五右衛門風呂
五右衛門風呂(ごえもんぶろ)とは、入浴の時は、浮いている底板を踏んで入浴する形式を取る。厳密には、全部鉄でできているものは「長州風呂」と呼び、五右衛門風呂は縁が木桶で底のみ鉄のものを指す。
名前の由来は、安土桃山時代の盗賊石川五右衛門が京都の三条河原で釜ゆでの刑に処せられたところからと言われている。東海道中膝栗毛(十返舎一九作)で主人公の1人である喜多八が、小田原宿の五右衛門風呂で下駄を履いたまま入浴し、底を踏み抜く話でも有名である。
木桶風呂
木桶に火を焚く釜と煙突がついた形状をしている。大正時代から普及したと言われている。
ユニットバス
ホテルや集合住宅向けに大量かつ容易に組み立てられる浴室として、1960年代に発明された。壁・天井・浴槽・床をあらかじめ工場で成型し、現場に搬入して組み立てる。1980年代以降は、最初は、繊維強化プラスチック(FRP)製の浴槽であったが、ポリエステル樹脂やアクリル樹脂を用いた人工大理石浴槽や、保温性の高いステンレス浴槽を用いたものもある。
