青山学院大学

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青山学院大学あおやまがくいんだいがく、英字表記:Aoyama Gakuin University, AGU)は日本の東京都渋谷区に本部を置く4年制の私立大学である。明治大学立教大学中央大学法政大学と共に、主に受験業界において、MARCHという枠でくくられ、全国的に知名度は高い。キリスト教プロテスタントメソジスト派ミッションスクールであり、神学部を備えていたが、現在神学部は分離され、同じく分離された明治学院神学部とともに東京神学大学となっている。ミッションスクールという特質上、英語教育、教養教育、社会人教育に力を入れているといわれる。大学としては1949年学制改革以後に新制大学として発足したが、私立の教育機関としては131年(2005年現在)の歴史を持つ。

目次

特徴と特色

教育方針と理念

青山学院教育方針

青山学院の教育は
キリスト教信仰にもとづく教育をめざし
神の前に真実に生き
真理を謙虚に追求し
愛と奉仕の精神をもって
すべての人と社会とに対する責任を
進んで果たす人間の形成を目的とする。

青山学院大学の理念

青山学院大学は、「青山学院教育方針」に立脚した、
神と人とに仕え社会に貢献する
「地の塩・世の光」としての教育研究共同体である。
本学は、地球規模の視野にもとづく正しい認識をもって
自ら問題を発見し解決する知恵と力を持つ人材を育成する。
それは、人類への奉仕をめざす自由で幅広い学問研究を通してなされる。
本学のすべての教員、職員、学生は、
相互の人格を尊重し、建学以来の伝統を重んじつつ、
おのおのの立場において、時代の要請に応えうる大学の創出に努める。
新制大学である。

スクールモットー

「地の塩・世の光」

教養教育

幅広い教養教育(リベラル・アーツ)を施すのはミッションスクールの特徴のひとつといえるが、青山学院大学もまたそれに違わず、年次が上がるごとに専門教育の割合が高くなるとはいえ、4年間にわたる教養教育を提供し続けてきた。2003年度の相模原キャンパスの開学に伴い、教育面での充実を狙い青山スタンダードという新たな全学教育プログラムを創始している。これは青山学院大学の学生ならば学部学科に関係なく一定範囲・レベルの知識教養と技術を身につけることを目標にしたもので、大学で学ぶ上でのスタディ・スキルズを身につける演習形式の授業「フレッシャーズ・セミナー」と人文科学(宗教、哲学、歴史)、社会科学、自然科学の基礎知識と外国語、身体、情報に関する基礎技術を身に着ける「コア科目」、それらを発展させた「テーマ別科目」に分けられ、一定以上の単位取得を義務付けている。

なお、キリスト教概論は建学理念のバックボーンを理解するために必修科目として位置づけられている。

社会人教育

夜間開講学部

青山学院大学では、大学創設後間もない時から一部の学部学科及び大学院研究科において、昼夜開講制・夜間部(第二部)を開き、社会人学生の受け入れを行っている。 社会人向けの入試制度・入学案内パンフレット・オープンキャンパスを設けてあり、現在の第二部における社会人の割合は全体のおよそ20%程を占めている。平日の午後6時以降及び土曜日を中心に開講しており、夏季休暇期間内の集中講義も若干ながら開講している。

なお第二部は社会人学生の通学の利便性を図るため、全年次において青山キャンパスを就学キャンパスとしている。

公開講座

青山学院大学では、1990年以降、地域社会への貢献と一般人の素養を深めることを目的として各キャンパスで年に4~5種の公開講座を実施している。これらの公開講座は週に一度、5週間にわたって行われ、事前の申し込みをしておけば無料で参加できるようになっている。内容は人文科学社会科学自然科学のそれぞれの分野において毎年異なったものが開かれている。

学部

文、経済、法、経営、国際政治経済、理工の6学部を持つ。学部学科の枠組みの中にさらに細分化された履修コースを数多く持っているため、学部学科名のみからでは全体像を捉えにくくなっている。

文学部

青山学院大学創立時から存在し、領域の異なる人文科学系6学科を包括的に擁する、青山学院大学唯一の人文科学系学部である。学部の規模としては同大学最大だが、学科ごとの独立性が非常に高く、それぞれが独自の教育形態を有している。また、学科所属生全員に履修資格のある文学部共通科目を2,3,4年次に設けている。

学科の科目を人間形成学コース、比較教育文化・発達社会学コース、学校教育学コース、臨床社会学コース、メディア・コミュニケーション学コースの5つの履修コースに分類しており、社会学を含む幅広い分野を学べるのが特徴である。また、教職課程も充実しており、幼稚園1種、小学校1種の教職免許を得ることも可能である。
青山学院創立当初からの130年に及ぶ伝統を有しており、同大学の中で最も社会評価が高い学科の一つである。英文学米文学英語学に加え、コミュニケーション学を学科の中心として科目を設置しているが、コース制はとっていない。英語の実践運用能力の養成にも力を入れており、1,2年次に英語の集中プログラム、3,4年次には通訳翻訳といった発展的科目を設置している。また、英国オックスフォード大学での短期語学留学を学科独自に主催している。
主にフランス語初習者を中心にカリキュラムが組まれているため、1年次には文法を中心に発音、会話、講読を学び、2年次ではそれらを発展させた精読、速読、作文も加わっていく。そのようなフランス語の授業のほか、基礎演習を中心にフランス文学フランス語学フランス文化についても学んでいき、3,4年次に専攻していく分野を決めていくようになっている。
文学・語学コースと(外国人に対する)日本語教育コースの2コース制であり、文学・語学コースでは上代から近現代までの日本文学、漢文学、日本語学を扱うと共に、宮崎駿作品など、現代の日本の文化を様々な面から考察していくという、一風変わった講義も用意されている。
当初は日本史、西洋史、東洋史、考古学の4コースから成っていたが、95年度から芸術史コースを開設している。1年次では日本史、西洋史、東洋史、考古学の概説を学び、2年次から日本史コース、西洋史コース、東洋史(イスラム史含む)コース、考古学コース、芸術史コースの5コースに分かれていく。ただし、芸術史コースはあくまで歴史的観点から見ていくものであり、実技芸術を学ぶコースではない。学芸員資格の科目はここに設置されている。
2001年度から教育学科心理学専修から独立し、学科となった。文学部で唯一昼夜開講制を採用しており、昼間主コースでは基礎的心理学を、夜間主コースでは臨床心理学を中心に開講している。学科の卒業要件を満たすことで、日本心理学会による認定心理士の資格を申請できる。
昼間部と同じく5つの学問分野に分かれており、開講科目の数では昼間部に及ばないものの幅広い履修が可能になっている。都心の夜間学部で小学校・幼稚園の教職免許を得ることが出来る数少ない学科である。
昼間部と同じ4分野を専門領域としている。2002年度より新カリキュラムを発足し、開講科目数の増加に伴い一部の授業は平日5限(16:20-17:50)にも開講されている。なお、ある年度に5限に開講された科目は次年度に6,7限に開講されるため、従来どおり夜間と土曜日の履修だけで卒業することも可能である。

法学部

法律の知識、技術を身につける事以上に、法的課題・紛争を客観的に見据え、それらを公正に判断する「リーガル・マインド」を身に着けることを学部の目標としている。法務研究科(法科大学院)の開設に備え、2003年度にカリキュラムを大幅に見直し、6コース制を展開している。

一般企業への就職を目指す学生や社会の一市民としての法的素養を身につける学生に適したコース。
企業法務に携わる専門知識の取得を希望する学生に適したコース。
公務員やジャーナリストといった政治・NPO活動に関心を持つ学生に適したコース。
裁判官・検察官・弁護士を目指し、法科大学院や現行司法試験の受験希望学生に適したコース。
司法書士、行政書士、弁理士などの専門職を目指す学生に適したコース。
国際的な渉外問題に携わる専門知識の取得を希望する学生に適したコース。

司法試験には毎年5~9名程度(全大学中20位~25位,合格率1.35%)の合格者を出している。

経営学部

公認会計士試験は毎年20名前後の合格者を出しており、全大学中10~15位あたりである。

国際政治経済学部

理工学部

学院創設90周年事業の一つとして設置され、当初は物理学科,化学科,機械工学科,電気電子工学科,経営工学科の5学科で発足。現在は物理・数理学科、化学・生命科学科、機械創造工学科,経営システム工学科,情報テクノロジー学科,電気電子工学科の6学科となった。 研究領域は大規模な大学と比べると心許無い部分があるが、2002年度の21世紀COEプログラムの採択を始めとして、それ以外の分野でも研究レベルはかなり高い位置にある。 世田谷キャンパスから相模原キャンパスに移転したことで規模がおよそ1,5倍に拡大、設備も非常に高度な機器類が整備されている。

大学院

文学研究科

経済学研究科

法学研究科

経営学研究科

国際政治経済学研究科

理工学研究科

  • 基礎科学コース
  • 化学コース
  • 機能物質創成コース
  • 生命科学コース
  • 電気電子コース
  • 機械創造コース
  • 知能情報コース
  • マネジメントテクノロジーコース

専門職大学院

国際マネジメント研究科

法務研究科(法科大学院)

歴史

経緯

学校法人青山学院は、米国メソジスト監督教会の宣教師によって設立された三つの学校、即ち、1874(明治7)年にドーラ E.スクーンメーカーを中心に麻布新堀町に開校された「女子小学校」、1878(明治11)年ジュリアス・ソーパーを中心に築地に開校された「耕教学舎」、1879(明治12)年ロバート S.マクレイを中心に横浜山手に開校された「美會神学校」を源流に持つ。これら3つのミッションスクールを基盤に、数々の変遷の後に合同し、現在の青山学院を形成していった。

沿革(1927年以前)

沿革(1949年以前)

沿革(1949年以後)

*2005年に会計プロフェッション研究科(会計専門職大学院)、法学研究科ビジネス法務専攻を設置予定

所在

青山キャンパス

青山学院の本部が置かれるメインキャンパスで、人文・社会学系学部の3-4年次が使用し、同じ敷地内に各付属校も設置されている。明治中期に米国人ガウチャー博士の寄付で政府の払い下げ地を購入し、その後は戦後に東京農業大学が所有していた現在の中等部辺りの敷地を、1946年に東農大が現在の本部がある世田谷に移転する際に買収した。総敷地面積はおよそ12万㎡と都心の中心にある纏まった敷地としては極めて広く、そのうち大学(大学院含む)が占める割合がおよそ7万㎡である。国道246号に面している為周囲の交通量は多いが、キャンパス内は緑も多く、あまり騒音は感じられない。立地的には都心の中心的部分に位置し、キャンパス真正面の国際連合大学の本部を始め、周辺には様々な文化芸術施設が存在する。2001年に完成した大学チャペル兼教室研究棟のガウチャー・メモリアルホールを除き、全般的に施設は古いが、将来のキャンパス再開発を計画中である。

相模原キャンパス

新日鉄跡地に2003年4月に開設された新しいキャンパスで、人文・社会系学部の1-2年次及び、理工学部が使用している。2002年度まで存在した世田谷キャンパス(東京都世田谷区/理工学部2・3・4年次および大学院理工学研究科)と厚木キャンパス(神奈川県厚木市/理工学部1年次、人文・社会系学部の1-2年次)を統合し開設された。その面積は約16万㎡と青山キャンパスの二倍以上の広さを持つ。校舎は黄褐色(マリアテレジアン・イエロー)の煉瓦タイルで統一されており(新日鉄時代からの建物のN棟を除く)、10箇所以上の学生ラウンジ、幅広い通路、小・中教室のみでの構成など、様々な面で配慮がなされている。周辺は閑静な住宅地であり学生向けの町とは言い難いが、JR淵野辺駅からは徒歩7分の距離であり、そこからはターミナル駅であるJR町田駅へも近い。また、市内の再開発も検討されている。また相模原市と提携して理工学部が地域企業との活性化を図っているなど、地域との交流も深い。

附置研究機関

著名な出身者

付属学校

外部リンク

公式サイト

非公式サイト

関連項目

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