趣味
Keywords: 趣味, アマチュア, イマヌエル・カント, プロフェッショナル, 余暇, 判断力批判, 美, 美学, 芸術, 趣味の一覧
趣味(しゅみ)とは、人が仕事ではなく余暇を利用して活動すること、あるいはその対象。それを行うことによる副産物として対価が得られる場合もあるが、それが第一の目的ではなく、あくまでも自分の余暇の楽しみのために行われる。個人個人の意思を原動力として行うため、資金や対象が限定されることから、内容も限定される場合が多いが、逆にそのほとんどは採算を期待せずに活動されているため、お金をいくらでも注ぎ込む人も中にはいる。
なにかの収集、観賞、製作など、個人単位で行う趣味が多いが、スポーツや社会的活動など、多人数が集まって可能になる趣味もあり、様々である。
趣味で物事をする人のことを、プロフェッショナルに対してアマチュアと呼ぶことがある。趣味で行っているからといって、活動のレベルが低いとは限らず、社会的影響が極めて大きいものもある。特に、職業に結びつきにくい分野では、趣味で行われる活動が、その分野の主な進展を支えていることもある。例えば、趣味で発見された星や法則などが数多く存在している。
美しいものや面白いものについての好みや嗜好もまた趣味(taste, Geschmack)と呼ばれる。この意味での趣味や趣味判断、趣味の対象である美、美の表象である芸術についての哲学的な考察が美学と呼ばれる。
例えば、ドイツの哲学者イマヌエル・カントは、趣味判断について哲学的考察を加えた古典的著作の一つである『判断力批判』で「趣味は、一切の利害関心なしに、満足や不満によって対象あるいは表象様式を判定する能力である。そのような満足の対象は美と呼ばれる」(§5)という定義を与えている。
