角
Keywords: 角, は虫類, ほ乳類, ウイスキー, ウシ, カブトムシ, カメムシ目, カメレオン
角(かく・つの)
- 角(かく)とは、平面上の1点から出る2つの半直線で分割された領域のこと。平面角ともいう。角度を参照。
- 将棋の角(かく)は、角行を参照。
- サントリーのウイスキー。角瓶のこと。
- 角(つの)とは、動物の頭部に突き出た、堅い骨質のもののこと。本項で解説する。
Missing image
Cow_DSC03997.jpg
Cow_DSC03997.jpg
牛の角
thumb|none|サイの角
thumb|none|カブトムシの角角(つの)は、さまざまな動物にある、頭部にあって堅く突き出た構造を指す。ほ乳類と昆虫に例が多い。また、かつて恐竜には角を持つものがいた。
肉食動物などの敵に対する武器として使われるとも考えられるが、むしろ、同種内で、集団での地位の確認や、メスの取り合いの場合に、オス同士がその角の大きさを比較することが行われている。実際に角と角とでぶつかり合いが行われる種もある。
はっきりした角がありながら、何の役に立つのか分からない場合も少なくない。
脊椎動物の角
現生のほ乳類では、角があるものは、まず間違いなく草食である。しかし、恐竜類では、角状の構造を発達させたものに、肉食のものが少なくない。
- ほ乳類では主として反芻動物にみられる。
- 鳥類ではサイチョウなどに、くちばしの上に角状の付属突起を持つものがある。
- は虫類では、トカゲ類、カメレオン類に鼻の頭や目の上に角を持つものがある。
- 魚類では、ハコフグ類などに目の上に角を持つものがある。これらはほ乳類のようにその角をもって争うようには見えず、むしろ外敵に対する食われにくさに関わる可能性も考えられている。
昆虫の角
- コウチュウ目のコガネムシ類に角を持つものがいろいろとある。特に有名なのがカブトムシ類であり、その角は雄同士の争いや、餌を巡って他の昆虫を追い払うのに使われる。ほかに、糞虫のダイコクコガネ類も立派な角を持つ。
- カメムシ目のツノゼミ類は、小さなセミのような昆虫であるが、その背中に奇妙な形の角を持つことで有名である。いかにも角に見える堅いとがったものを持つものもあるが、柔らかいひらひらした突起や、曲がりくねった膨らみを持つものもある。擬態に関わるものと考えられているが、想像を絶するような形のものも存在する。
人間社会での利用
角は楽器にもなり、角笛として使われている。金管楽器の源流が角笛であり、ホルンの場合、語源そのものが角から来ている。
角は強さの象徴と見なされ、特別な力があると信じられる場合も多かった。角のある動物の剥製を飾りにしたり、角そのものを飾りに用いる例、角を日本刀の置き台にする例などがある。また、サイの角は漢方薬として珍重された。角を人間にねらわれた動物は枚挙にいとまがない。
人の文化では角は威嚇に使われており、兜や仮面にデザインされる場合が多い。鬼など恐ろしい怪物には角があるとしている文化も多い。漫画的には、怒りを表すときに(ちょっと古い表現であるが)角を書き加えることがある。
