膣
Keywords: 膣, Gスポット, クリトリス, スキーン腺, 会陰, 体液, 処女膜, 医学, 卵子
膣(ちつ)とは女性器の一部。子宮から体外に通じる管で、交接器と産道を兼ねる。
もともと、『重訂解体新書』(『解体新書』の改訂版)を訳出する際に「腟(しつ)」という新字を作成したが、既存の似た文字である「膣(ちつ)」に取って代わられてしまった[1]。 隠語として、「鞘(さや)」などがある。
膣(Vaginaは、ラテン語の鞘に由来)は、哺乳類の雌に備わっている、子宮から体外に通じる管状の道である。あるいは、雌鳥やいくつかの爬虫類の雌では、総排出腔(= 総排泄腔)である。また、昆虫、その他、無脊椎動物にも、膣があるが、それらは、卵管(=輸卵管)の末端部である。
解剖学で、鞘(さや)(= Vagina)という言葉が使われる。この場合は、鞘、すなわち、包膜、包被としての役目を担っている構造のことを意味する。例えば、門脈は鞘である。もう1つ別の例を挙げると、腱(けん)を包んでいる繊維状の鞘があり、固い構造状態を指すときには、繊維鞘(せんいしょう)(= vagina fibrosa)といわれる。これは、腱鞘(けんしょう)である。また、腱を包んでいる膜内の空洞は、液体で満たされているが、この状態を指すときには、 粘膜鞘(= vagina mucosa)という。これは、滑膜(かつまく)とか滑液包(かつえきほう)である。ちなみに、膣粘膜も、「vagina mucosa」ということがある。
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哺乳動物
哺乳動物では、外部にある膣口は、外陰部(= 陰門)(= Vulva)である。尿道口の奥側に位置している膜が、処女膜(= Hymen)である。人間の女性を含む多くの生命体で、膣は、一部が塞がっている。産まれてからずっと塞がっているが、初めての性交のときなどに破れる。
膣は、次の役目を担っている。その目的は以下のものである。
- 女性に楽しみ、とりわけ性的な喜びを与えること
- 月経による体液が、体から出て行くための道を提供すること
- 性交で男性の陰茎を受け入れ、性的快感を与えて射精を誘い、最終的に男性の生殖細胞(精子)を卵細胞(卵子)へと導き、受精を実現させること
- 生命の誕生の過程で、独立した生命として、子宮から母親の体外へ、十分に成長した胎児を運んでいく経路を提供すること。誕生の間、膣は、産道とよばれる。
又、《膣》の事を俗称で【まんこ(おまんこ)】・【おめこ】・【ボボ】・【ちゃーこ】・【へっぺ】・【べっちょ】・【べっちゃ】・【ぺっちょこ】・【まんじょこ】・【まんじょ】・【めめじょ】・【だんべ】等と呼ぶ事も有る。 ※各地の方言。
人間
| 1. 卵管(Fallopian Tube) (輸卵管、ファロピウス管) 2. 膀胱(Bladder) 3. 恥骨(Pubic bone) 4. Gスポット(G-Spot) (場所が違うよ。) 5. 陰核(Clitoris) 6. 尿道(Urethra) 7. 膣(Vagina「鞘」) 8. 卵巣(Ovary) 9. S字結腸(Sigmoid Colon) 10. 子宮(Uterus) 11. 円蓋(Fornix「かまど」) 12. 子宮頚(Cervix) 13. 直腸(Rectum) 14. 肛門(Anus「輪」) | 画像:Fem_isa_int.png 女性の内性器の解剖図
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女性の外性器の解剖学
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女性の外性器は、よく「膣」であるといわれるが、厳密には、外陰部(=Vulva または、Pudenda(ラテン語で「恥」))のことである。膣の内部とは区別される。外部の膣の肉体的構造は、恥丘(陰阜(いんぶ)、ビーナスの丘として知られている)、陰核包皮、陰核(クリトリス)、大陰唇、小陰唇、そして会陰(えいん)から成る。
関連項目
外部リンク
- http://www.y-yy.com/newpage3.htm - 96「腟と膣」を参照
- http://f32.aaacafe.ne.jp/~shiori/ - その8を参照(「腔」「腟」について)
- (リンク切れにつき説明)口腔の読み方に関する調査。「こうくう」と読むが、戦前では、「こうこう」という読みが一般的だったという。このページで作者は、「小川鼎三氏の『医学用語の起こり』の51章」(引用)を引用していた。そして、「小川氏は「“こう”と読む漢字があまりにも多く紛らわしいので、耳で聞いてすぐ分かるように、医者は漢字を知らないと謗られても“くう”と読むことに40年前に決めた」」(引用)と引用していました。また、ページの作者は、腔(こう)の字は、鹿などの干し肉として、飛鳥時代に伝えられたと書いていた。
- さて、ページの作者は、「腔」は、『解体新書』の訳で使われなかったと述べていた。例を挙げて、「上顎洞を骨空と表現」(引用)と書いてありました。「膣」については、再度、小川氏の『医学用語の起こり』を引用して、「解体新書を訳す際に、女性性器を現すワギナ・シャイデを月と室とで腟を造語し(略)...」(引用)と書いていました。
- (引用に使用された参考文献)小川鼎三『医学用語の起こり』東京書籍
- (補足)ウィキペディアのオランダ語版の冒頭部にある、「De vagina of schede」は、英語では、「The vagina or sleeve(袖)」である。
- http://ddb.libnet.kulib.kyoto-u.ac.jp/exhibit/f134/f134cont.html - 11巻p.23を参照
- 「腟」は正確には『解体新書』ではなくその改訂版の『重訂解体新書』において作られた文字である。
