節足動物
Keywords: 節足動物, アノマロカリス, ウミグモ綱, エビ, オキアミ, カニ, カニムシ, カブトガニ, カブトガニ綱, カンブリア紀
節足動物(せっそくどうぶつ)とは、動物の分類群のひとつで、昆虫類、甲殻類、クモ類、ムカデ類など、硬い殻(外骨格)と関節を持つグループを含む。分類上は、節足動物門と呼ばれる分類単位である。海・陸・土中・空中・寄生といった生息地・食性などは多様なニッチェに展開が見られ、動物界において最大の多様性・構成種数を持つ。昆虫類だけで約100万種が記載されている。
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| 画像:spider_crab_at_hydrocarbon_sink.Gulf_of_Mexico.NOAA-thumb.jpg Spider crab - 拡大 | ||||
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節足動物の特徴
- 原則として有性生殖を行い、卵生である。
- 体の表面はキチン質でできた外骨格でおおわれる。成長に伴い体のサイズが大きくなるときには、脱皮により古い外骨格は脱ぎ捨てられ、新しい外骨格が形成される。
- 体は、体節の繰り返し構造をとり、体の表面を被う外骨格も体節単位になっている。体節の間は関節状に可動であることが多い。種類によっては、体節のうちの特定のものが組み合わされてひとつづきの外骨格で覆われる場合などもあり、外観上あるいは機能上の単位を構成する。例えば、体を頭部、胸部、腹部の3部、または頭胸部、腹部の2部に分けて呼ぶ場合があり、これは節足動物の各分類群ごとの特徴として用いられる。
- 各体節からは、脚(あし、きゃく)が出る。脚も同様に外骨格で覆われ、途中に関節がある。
- 一部の分類群では、卵から孵った幼生が性成熟した成体になる過程で、著しく形態が変化する変態を行うことがある。甲殻類や昆虫類など。
起源
節足動物がどのような祖先から生まれて来たかについては、定説がない。 以前は、前口動物であること、体節制を持つことなどの共通点から、環形動物に近縁であると考えられていた。環形動物と軟体動物は幼生がトロコフォアであることから類縁があると見られ、側節足動物と言う便宜的なまとめをされたこともある舌形動物、有爪動物、緩歩動物との類縁関係を含め、この3つの動物門がヘッケル派の系統樹では前口動物のの上の方に置かれるのが普通であった。しかし、分岐分類学による検討や、分子遺伝学による情報から、これを否定する説も提唱されている。 線形動物などとの類縁に注目し、これらをまとめて脱皮動物というグループになるとの説もでている。 また、節足動物自体も多系統ではないかという考えもある。
門内の大分類
昆虫綱・甲殻綱という2大綱とクモ型綱、それに多足類の各綱、他にウミグモ綱など小数派があるが、これらをどうまとめるべきかについては、様々な議論がある。さらに、化石種まで範囲を広げれば、三葉虫という過去の大グループがある。
いずれもが体節性、外骨格、節のある付属肢というような共通の性質をもつ。また、付属肢は基本的に歩脚と鰓をもつ二枝型が基本であるとみられる。
各体節にそのような付属肢をもつ生物から、体節の分化、融合の結果、現在の様々な節足動物が生まれたとされる。
特に注目されるのは、頭部の構造である。頭部は口を含む体節と、その前にある、触角を含む体節、それに口の後ろにある、付属肢を持つ体節のうち、一部のものが口の回りの付属肢、つまり顎を作ることでできるものである。この部分の構造から、以下の3つが区別される。
- 甲殻類:触角2対、顎2対と顎脚2対
- 昆虫と多足類:触角1対、顎2対
- クモ類など:触角なし、鋏脚1対
分類
- 大顎亜門
- 鋏角亜門
大顎亜門に属する6つの綱のうち、甲殻綱と昆虫綱をのぞいたものを、多足類と呼ぶことがあるが、分類上の単位ではない。
絶滅した節足動物
三葉虫、アノマロカリスなど、カンブリア紀の化石からは節足動物であると思われるものの、現在の分類では所属場所が見あたらないものがかなりある。現存しない分類群が複数存在したものと思われる。
- 関連項目:絶滅した動物一覧
