石炭

Keywords: 石炭, アメリカ合衆国, インドネシア, ウイスキー, オーストラリア, カナダ, カーバイド, コールタール, バクテリア, ボイラ

石炭せきたん)は、燃焼する成分として炭素酸素水素を多く含み、灰分として各種金属の酸化物・硫黄などを含む鉱物であり、固体燃料として利用される。見た目から「黒ダイヤ」とも呼ばれる。

目次

構造

死んだ植物やプランクトンが地層の堆積によって地下に埋まり、高圧力・地熱バクテリアの作用を受けて炭化したもの。元の植物は古生代後半(石炭紀)のものが多いが、日本では古第三期のものが多い。

需要・埋蔵量

2000年現在、世界の消費は約37億t、総一次エネルギー消費の27%を占める。可採埋蔵量は、世界で約9800億t(2000年)。

現在は液体で扱いやすいことから石油が化石燃料の主流であるが、石油に比べると埋蔵量が多く特定の地域に偏らずに埋蔵されている。また、東アジアでは現在も需要が高い。

輸入量は日本が一番多く、約1億5000万t。オーストラリアカナダインドネシア中国などからの輸入がほとんどである。

用途

発電製鉄などの燃料として使われる。コークス・コールタール・化学薬品などの原料ともなる。また化学処理による液化や、化学薬品との混合による液体燃料化も可能である。

石炭の種類

石炭化度の指標である燃料比(固定酸素/揮発分)によって分類する。 無煙炭、瀝青炭は「高品位炭」、亜瀝青炭、褐炭、泥炭は「低品位炭」とも呼ばれる。

外国の炭鉱

比較的埋蔵量の多い国はアメリカ合衆国ロシア中華人民共和国。古期造山帯で多く産出される。炭層が厚く、広範囲に分布することから、露天掘りがほとんど。

日本の炭鉱

日本は外国と違い地層構成が複雑なため、石炭は深部にある事が多い。そのため何kmにも及ぶ坑道を掘り採掘していたが、労働条件は悪く、爆発事故・落盤事故が多発し、多くの被害者を出した。

最盛期には全国に800以上の炭田が開かれたが、石油の普及(エネルギー革命)、コスト面で外国産のものにたちうちできないなどの問題で1960年代から徐々に衰退、2002年までに商業利用の国内炭鉱が全て閉山した。2004年現在、海外の技術者の研修の受入先として、釧路炭田のみが小規模な採炭を続けている。

主な日本の炭田

以下は全て閉山

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