真珠
Keywords: 真珠, 1893年, 6月, たんぱく質, アコヤガイ, カリブ海, カルシウム, クレオパトラ7世, ビーズ, 万葉集
真珠(しんじゅ)とは、パールともいい、宝石の一種。真珠は貝の体内で生成される生体鉱物である。貝の体内に入った異物を核としてカルシウムの結晶がたんぱく質で接合され多層化することで形成される。その、たんぱく質に含まれる色素の種類や含有量によりさまざまな色彩をもつ。貝の種類によりさまざまな真珠があり、アコヤガイ真珠(阿古屋貝真珠)などが有名。
天然で希少に産出し、加工が容易で美しい光沢に富むため、世界各地で古くから宝石として珍重されてきた。日本においても、日本書紀や古事記、万葉集にすでにその記述が見られる。
奈良時代の木簡には「志摩国英虞郡名錐郷」(三重県志摩市大王町波切)「志摩国英虞郡名錐郷舟越里」(三重県志摩市大王町船越)から「鮑玉」(鮑真珠)、「白玉」(阿古屋貝真珠)を納めた記録がある。
本真珠とは本来、鮑玉の事を指すが、現在は鮑玉に加えアコヤガイ真珠を指す。
古くから真珠は装飾に使われてきたが、薬としても使用された。 クレオパトラが溶かして飲んでいたことは有名だが、日本でも解熱剤として使用され、現在も風邪薬として販売されている。
養殖真珠は、1893年に三重県志摩市阿児町在住の方が三重県の英虞湾にて阿古屋貝の真円真珠の養殖に成功して以来、三重県英虞湾・愛媛県宇和海・長崎県対馬などで行われている。 真珠王と異名を持つ御木本幸吉は発明者と思われがちであるが幸吉の自伝によると発明者ではなく、養殖事業と流通で成功した人である。
養殖真珠の産業化に成功したのが日本であったことから、真珠の重量単位は日本の古い尺貫法単位である匁が用いられる。
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淡水パール
イケチョウ貝やカラス貝といった、淡水生の貝の中に出来る真珠は淡水パール(淡水真珠)と呼ばれる。 現在流通している淡水パールのほとんどは養殖によって生産されている。 養殖の際に、母貝内に外套膜片のみを挿入し、核を挿入しないことから真珠が真円には育たず、ライス型やドロップ型といったさまざまな形状の真珠ら得られる。その色も、オレンジや紫など多岐にわたる。 淡水パールのうち、粒が小さく安価なものはビーズとして使用される。
コンクパール
カリブ海に生息するコンク貝から産する真珠。珊瑚のようなピンク色をしているのが特徴。コンク貝は巻貝であり人工的に核を挿入することが不可能であるため、コンクパールは100%天然の真珠で希少とされている。
