産業革命
Keywords: 産業革命, 1712年, 1733年, 1764年, 1769年, 1779年, 1785年, 1807年, 1825年
産業革命(さんぎょうかくめい)とは、18世紀から19世紀にかけて主に西ヨーロッパで起こった機械の導入による産業の変革と、それに伴う社会構造の変革のことをいう。工業が著しく発達したので、工業革命(こうぎょうかくめい)ともいう。軽工業中心の第一次産業革命と重工業中心の第二次産業革命がある。
| 目次 |
背景
18世紀のイギリスにおいて、毛織物工業などの発展や、大西洋三角貿易を通じた資本の蓄積、第二次囲い込みにより土地を失った農民という労働力、商品輸出を可能とした広大な海外市場、そして科学技術の進歩が土台としてあった。そこに東インド会社によって輸入されたインド産綿織物の需要の拡大により、国内での綿織物生産が促され、綿織物の機械が発明されるに至った。
第一次産業革命
石炭、蒸気機関を動力源とする軽工業中心の発展。主に18世紀。 (stub)
「燃料革命」と製鉄技術の改良
イギリスでは、燃料としていた木炭の消費が激しくなったことで森林破壊が進んでいた。こうした中、木炭から石炭へと燃料が切り替えられた。これを「燃料革命」とも称する。また、石炭を加工して作られるコークスを用いたコークス製鉄法がダービーによって開発されたことで、鉄製機械の生産が容易になった。
動力源の開発
石炭の採掘が盛んになると、炭坑に溜まる地下水の処理が問題となった。こうした中、1712年にニューコメンによって蒸気機関を用いた排水ポンプが実用化された。1785年、ワットが蒸気機関のエネルギーをピストン運動から円運動へ転換させることに成功、この蒸気機関の改良によって、様々な機械に蒸気機関が応用されるようになった。
織機・紡績機の改良
1733年ジョン=ケイが、織機の一部分である飛び杼を発明、織機の高速化が起こる。このことで綿布生産の速度が向上したが、綿糸の不足が問題となった。そのため、1764年ハーグリーヴズのジェニー紡績機、1769年アークライトの水力紡績機、そしてこれらの特徴を併せ持ったクロンプトンのミュール紡績機が1779年に誕生。綿糸不足が改良される。それを受けてカートライトが力織機を発明、蒸気機関を動力として用いたことで、さらに生産速度は上がった。
移動手段の発達
1807年のフルトンによる蒸気船の発明、1825年スチーブンソンによる蒸気機関車の発明によって人間・貨物の移動がより容易になった。
第二次産業革命
石油、モーターを動力源とする重工業中心の発展。主に19世紀。 (stub)
日本の産業革命
明治維新後の、政府の殖産興業政策によって進められた。第一次産業革命の典型が富岡製糸場、第二次産業革命の典型が八幡製鉄所である。(stub)
社会への影響
産業革命により資本主義が確立、これに伴って産業資本家と労働者という二大階層が生じることとなり、悪待遇での労働などの労働問題、衛生面の悪化などの社会問題の発生が生じた。この資本主義の欠点を解決するため、社会主義も台頭してきた。労働者が参政権を求めてチャーティスト運動を起こしたのもこの時代である。
また、第二次産業革命により極度に発展した資本主義は独占を産み出し、さらには大銀行と大企業が癒着、金融資本が形成される。これにより植民地は単なる市場としてではなく、余剰資本の投下先として見られるようになり、重要性が再認識される。こうして帝国主義が生まれ、二度の世界大戦を引き起こす原因となった。
