水素結合
Keywords: 水素結合, イオン結合, タンパク質, ハロゲン, ファンデルワールス力, 共有結合, 分子間力, 化学, 核酸, 水
水素結合(すいそけつごう、Hydrogen bond)とは、窒素、酸素、ハロゲン、硫黄等の電気陰性度の大きい電子吸引性の高い原子と電子供与性の水素が共有結合することにより、水素の電子密度が低くなり、分子間の距離が近づくと分子間の結合引力が分子内の結合引力並に強まるために起こる結合である。低分子で水素結合のために特異な性質をもつ代表的な化合物としては、水、アンモニア、フッ化水素などがある。
水素結合は分子間力の一種であるが、ファンデルワールス力よりは強く、共有結合よりは弱い。水素結合は、水の性質、たとえば相変化などの熱的性質、あるいは水と他の物質との親和性などにおいて重要な役割を担っている。たとえば水が氷になる時に体積が増えたりする現象にも水素結合が関与している。また水素結合は、生体高分子であるタンパク質や核酸の構造を形作ったり,その機能を発現させる上でも非常に重要な役割を持つ。
