東芝

Keywords: 東芝, 10月1日, 175R, 1875年, 1890年, 1939年, 1949年, 1960年, 1965年, 1973年

株式会社東芝とうしば)通称(TOSHIBA)は、日本の総合電気機器メーカーである。本社は、東京都港区芝浦に所在する。二木会(三井グループの社長会)・三井業際研究所・綱町三井倶楽部に加盟している三井系の企業で、東証第1部に上場する(証券コード:6502)。英称は、Toshiba Corporation。社長は岡村正氏(日本経団連副会長)

目次

創業

創業者は、からくり人形「弓曳童子」や和時計「万年時計」などを開発したことで知られる、からくり儀右衛門こと田中久重である。初代の田中久重が東京新橋に工場を作り、彼の息子の二代目・田中久重が東京芝浦に移転させた。

社名の変遷

1939年(昭和14年)重電メーカーの芝浦製作所と弱電メーカーの東京電気の合併によって東京芝浦電気として発足。1984年(昭和59年)東芝に社名変更。

主な製品

家電製品から、重電製品、電子部品などのエレクトロニクス製品、人工衛星など、電気電子関連の業務を幅広く行なっている。冷蔵庫洗濯機掃除機電子レンジ炊飯器など家電製品の国産化第一号の製品が多い。

東芝は日本の電機メーカーではソニーと並んでエンターテインメント分野に積極的に取り組んでいる。そのうち音楽ソフト(レコード)部門は1960年10月1日東芝音楽工業として分離独立し、同社は米国のキャピトルEMIの出資を経て1973年10月1日東芝EMIと社名を変更した(正式社名は東芝イーエムアイ株式会社)。また、2003年10月1日アミューズピクチャーズを買収して東芝エンタテインメントと社名を変更し、ワーナー・ブラザーズに資本参加するなど、映画の制作・配給分野にも進出した。東芝は三井グループ内でも独立色の強い企業と見られてきたが、戦前の三井財閥時代から「軽工業第三次産業(エンターテインメント産業は第三次産業に属する)には強いが、重化学工業には弱い」といわれてきた三井にとって東芝及び東芝傘下の東芝EMIや東芝エンタテインメントを通じてエンターテインメント産業に力を注ぐことは「エンターテインメントに強い三井」をアピールすることになり、これからは東芝は三井グループの一員としての色彩を強めるものと考えられる。

コンピュータに関しては、国策として、日本電気(NEC)と組み、メインフレームの製造(ACOSシリーズ77、実際にはACOS-6シリーズ)を行なっていたが、比較的早い時期にメインフレームの開発/製造からは撤退した。日本電気と共同で設立したSI会社、「日電東芝情報システム」(のちに、NEC東芝情報システム、通称NTIS)で、ACOSシリーズのSI事業を中心にした事業を行なっていたが、2004年4月に東芝との合弁を解消している(但し、あまりにもNTISという名前が知れ渡ってしまっていたため、略称を変更しないで会社名を「NECトータルインテグレーションサービス株式会社」と変更している)。

パーソナルコンピュータでは、8ビット機として「PASOPIA」(パソピア)シリーズ、16ビット機として「PASOPIA16」、独自に日本語化したラップトップ型PC/AT互換機「J3100」シリーズ、ノート型のPCで一世を風靡した「DynaBook」(ダイナブック)を生み出し、その後、「Libretto」(リブレット)など、小型のノートPCの分野では世界的にも人気が高いが、デスクトップPCについては企業向けのEQUIUM(エクィアム)を除き撤退している。

また、ワープロも国産第一号機 (JW-10) を生み出している。この経緯はNHKプロジェクトXにも取り上げられている。その後、企業向けにトスワード、個人向けにはRupoシリーズを販売した(現在は販売終了)。但し東芝携帯の文字変換ソフトとして、名称自体は、存続している。モバイルRupo

AV機器では重低音スピーカーを搭載した「バズーカ」なども有名だが、現在大人気のDVD+HDDのハイブリッドビデオレコーダーは、2001年発売の東芝のRD-2000が世界初の製品であり、現在もRD-Styleの愛称で人気を得ている。

2003年12月には世界最小となる0.85インチハードディスクドライブを開発。百円玉よりも小さな直径のプラッタに2~3ギガバイトの容量を持つ超小型磁気ディスクドライブで、「世界最小のハードディスクドライブ」ということで2005年版のギネスブックに掲載された。 2005年以降の量産を目指し携帯電話などのモバイル機器に利用できる大容量記憶装置として期待されている。ちなみに今現在発売されているiPodや自社製品のgigabeatを始めとしたポータブルミュージックプレイヤーの小型ハードディスクのほぼ全製品が東芝の製品を採用している。

オーディオ部門ではかつてはAurex (オーレックス) ブランドを展開していたが、撤退した。現在はハードディスク搭載のMP3プレイヤー、gigabeatが話題になっている。

電子部品関係では、戦前1930年頃~1960年頃まで「マツダ」ブランドが付けられた真空管が、業界で一級品とされていた名残からか、とりわけトランジスタなどの個別半導体(ディスクリート)が強い。

東芝クレーム問題

1999年、東芝のビデオデッキを購入したユーザーが製品の修理依頼をしたところ、東芝側の対応が不適切であったとして、経緯や電話応答の録音音声を自身のウェブページで公開した。インターネット上で大きな話題となり、マスコミも取り上げ、最終的には社長直々の謝罪という形で幕引きした。この事件により「クレーマー」という言葉が広く使われることになった。個人の意見や情報を簡単にウェブページ上で発信できるという、それまでにはなかったユーザ側の情報発信方法について様々な議論を呼ぶことになった。企業にとっては、新しい時代に対するクレーム対応の教訓となった。 なお、このユーザーはこれまでも、他の製品で販売店に様々なクレームを付けていたという話も出ている。

年表

thumb|200px|1955年頃の「マツダ」ブランドのラジオ用真空管。当時「マツダ」真空管は一流品とされ、他社より高めの価格で販売されていたらしい。6BE6,6BA6,6AV6,6AR5,5MK9

参考文献

  1. 技術革新の戦略と組織行動/小山和伸著、東京:白桃書房、1998 274p 22cm

関連企業

東芝メディカルシステムズ、東芝医療用品、メディカルサプライジャパン、東芝エンタテインメント、トプコン、東芝EMI、東芝ライテック、西芝電機、北芝電機、ハリソン東芝ライティング、共同建物、日本タングステン、東芝エレベータ、東芝テック、芝浦エレクトロニクス、東芝プラント建設、東芝ホクト電子、東芝機械、東芝キャリア、コンサドーレ札幌、東芝松下ディスプレイテクノロジ、東芝物流ほか

関連項目

外部リンク

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