東北地方
Keywords: 東北地方, 1868年, 7世紀, IGRいわて銀河鉄道線, みちのく, みちのく道路, アジア, フェーン現象, 三沢空港, 三陸鉄道北リアス線
right|199px|東北地方の位置 東北地方(とうほくちほう)は
- 一般にある国の北端部と東端部の中間にある地方。
- 日本の東北地方: 本州の北部6県により構成される地方。北海道地方の南、関東地方の北、中部地方の東にある。青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県からなる。北日本、東日本の一部。新潟県は中部地方だが便宜的にこれを含む場合もある。
- 中華人民共和国の東北地方: 旧満州国の一帯。黒龍江省、遼寧省、吉林省がある。
本稿では2について述べる。
| 目次 |
地理
東北地方の人口は977.8万人。面積は63,986.57km²で人口密度は1km²あたり152.81人。
青森、岩手、秋田の3県を北東北、山形、宮城、福島の3県を南東北と細分することがある。北東北、南東北はそれぞれゆるい結びつきがあるのは確かであるが、南東北のそれが、各県の県庁所在地が比較的近接していることから来る(宮城県の県庁所在地・政令指定都市である仙台を中心とした)経済的結びつきであることに対し、北東北のそれは政治的結びつきの側面が強い。
東北地方の中央には、奥羽山脈が南北に連なり、この地域を太平洋側と日本海側に分断している。この奥羽山脈には火山が多く、北から八甲田山、八幡平、岩手山、栗駒山、蔵王連峰、吾妻連峰、安達太良山などがある。このほかの山地も、地質構造のため奥羽山脈と平行に走っており、太平洋側には北上山地、阿武隈山地が、日本海側には出羽山地がある。
気候
気候は、太平洋側と日本海側では全く異なる。太平洋側の気候は、夏季には通常太平洋高気圧の影響下にあり、高温で晴天の日が多い。まれにヤマセ(オホーツク海方面からの湿った冷たい海風)の流入により、低温で天候不順の冷夏となる年がある。冬季の積雪量は少なく、空気は乾燥する。日本海側の気候は、夏季はフェーン現象により、非常な高温になることがある(山形市で最高気温40度を記録)。また冬季の積雪量は多く、豪雪地帯となっている。
歴史
東北地方を総称して「奥羽地方」と言うことがあるが、これは、東北地方東部の旧称である「陸奥」と東北地方西部の旧称である「出羽」を合成したものである。「陸奥」はかつて「道奥」であり、「みちのおく(みちのく)」と読んだ。古代上方の朝廷周辺の人が、この地域を僻遠の辺境とみていたことが、この命名に反映している。その意識は長く西日本や中央の人々に引き継がれた。
古代の東北地方から北海道にかけての地域には、当時畿内の中央から異民族とされた蝦夷(えみし)がすんだ。7世紀には阿倍比羅夫が現在の秋田の蝦夷を平定した。奈良時代には日本海側に出羽国(出羽柵など)、太平洋側に多賀城などが築かれ、780年の光仁天皇のときに伊治砦麻呂が反乱を起こし、多賀城を奪われた。平安時代の桓武天皇は3度に渡る蝦夷平定を行い、坂上田村麻呂が征夷大将軍となり胆沢城を築いた。
平安時代末期から中世初期には平泉で奥州藤原氏が栄えるが、鎌倉幕府により滅ぼされた。津軽地方では安東氏が鎌倉幕府から蝦夷管領に任命され、蝦夷地を支配した。室町時代には南部氏と抗争した。鎌倉幕府滅亡後の後醍醐天皇の建武の新政では、奥州平定のために北畠顕家を派遣して陸奥国府を設置した。のち室町幕府は奥州探題、羽州探題を設置したが、これらは後に関東を統治した鎌倉府に統合された。
戦国時代 (日本)には山形の最上氏、米沢の伊達氏、三戸の南部氏、会津の蘆名氏などが勢力をもった。蘆名氏はのち滅ぼされ、関が原の戦いの後、常陸国水戸の佐竹氏が秋田に転封された。近世の有力な大名としては、越後から会津さらには米沢に移った上杉氏、保科正之を家祖とする会津松平氏、米沢から仙台へ移った伊達氏、秋田の佐竹氏、盛岡の南部氏、弘前の津軽氏などがある。(山形の最上氏はお家騒動でのちに改易、近江で五千石の旗本となる。)
江戸時代後期の天明年間の地球的な気象変動などにより起こった天明の大飢饉では、10万人以上の餓死者、疫病者を出し、多くが無宿舎となり江戸へ流入した。米沢藩主上杉鷹山などは藩財政の改革を行って飢饉に抗した。天保の大飢饉でも東北地方は多くの死者を出す。江戸幕府が倒れて後、幕末の1868年には北陸地方の北越戦争から続く会津戦争など戊辰戦争の舞台となり、東北や北陸地方のの諸藩は奥羽越列藩同盟と呼ばれる軍事同盟を結んで新政府軍に対向したが、新政府軍に破れた。この報復として幕府を支持した雄藩は所領を減じ、数々の移住者を出すとともに、後の開発の遅れをうむこととなった。
陸奥・出羽二国は分割され、のち廃藩置県に到る。
方言
東北地方出身者の特徴として方言が挙げられることが多い。実際、特徴的な方言を持つ地域は多いが、
- この地域の中でも方言には差が激しく、同一県内でも傾向が違うことが少なくない。
- 一般的に東北地方の方言として言われている特徴はむしろ当てはまらないことがある。
という点に関しては留意する必要がある。 また、東北方言のアクセントは太平洋側南部(宮城県中部~福島県)の無アクセントと、日本海側の外輪式東京アクセント、そして太平洋側北部の無アクセントと外輪式東京アクセントの変移地帯に分かれる。
人口
| ISO 3166-2 | 都道府県名 | 順位 | 人口 | 割合 |
|---|---|---|---|---|
| JP-02 | 青森県 | 28 | 1,459,855 | 1.10% |
| JP-03 | 岩手県 | 30 | 1,401,763 | 1.10% |
| JP-04 | 宮城県 | 15 | 2,371,683 | 1.90% |
| JP-05 | 秋田県 | 36 | 1,167,282 | 0.90% |
| JP-06 | 山形県 | 33 | 1,229,854 | 1.00% |
| JP-07 | 福島県 | 18 | 2,112,489 | 1.70% |
| 9,742,926 | 7.70% |
※順位・人口・割合は2003年10月1日のデータによる。
年齢構成
年齢5歳階級別人口
2003年10月1日現在推計人口
総計 [単位 千人]
| 年齢 | 人口 |
|---|---|
| 0~4歳 | 画像:g50.png画像:g05.png画像:g01.png 425 |
| 5~9 | 画像:g50.png画像:g10.png画像:g01.png 463 |
| 10~14 | 画像:g50.png画像:g10.png画像:g03.png画像:g01.png 491 |
| 15~19 | 画像:g50.png画像:g10.png画像:g10.png画像:g03.png画像:g01.png 565 |
| 20~24 | 画像:g50.png画像:g10.png画像:g10.png画像:g03.png 559 |
| 25~29 | 画像:g50.png画像:g10.png画像:g10.png画像:g05.png画像:g03.png画像:g01.png 603 |
| 30~34 | 画像:g50.png画像:g10.png画像:g10.png画像:g05.png画像:g03.png画像:g01.png 606 |
| 35~39 | 画像:g50.png画像:g10.png画像:g10.png画像:g03.png画像:g01.png 568 |
| 40~44 | 画像:g50.png画像:g30.png画像:g01.png 614 |
| 45~49 | 画像:g50.png画像:g30.png画像:g05.png画像:g03.png 671 |
| 50~54 | 画像:g100.png画像:g05.png 802 |
| 55~59 | 画像:g50.png画像:g30.png画像:g03.png画像:g01.png 637 |
| 60~64 | 画像:g50.png画像:g10.png画像:g10.png画像:g05.png画像:g01.png画像:g01.png 590 |
| 65~69 | 画像:g50.png画像:g30.png画像:g01.png 614 |
| 70~74 | 画像:g50.png画像:g10.png画像:g10.png画像:g05.png画像:g01.png 577 |
| 75~79 | 画像:g50.png画像:g10.png画像:g01.png 466 |
| 80歳以上 | 画像:g50.png画像:g10.png画像:g05.png 498 |
年齢5歳階級別人口
2003年10月1日現在推計人口
男女別 [単位 千人]
| 男 | 年齢 | 女 |
|---|---|---|
| 218 画像:g10.png画像:g10.png画像:g05.png画像:g03.png | 0~4歳 | 画像:r10.png画像:r10.png画像:r05.png画像:r01.png画像:r01.png 207 |
| 237 画像:g30.png画像:g01.png | 5~9 | 画像:r10.png画像:r10.png画像:r05.png画像:r03.png画像:r01.png 226 |
| 251 画像:g30.png画像:g03.png | 10~14 | 画像:r30.png画像:r01.png 240 |
| 290 画像:g30.png画像:g05.png画像:g03.png | 15~19 | 画像:r30.png画像:r05.png画像:r01.png 275 |
| 287 画像:g30.png画像:g05.png画像:g01.png画像:g01.png | 20~24 | 画像:r30.png画像:r05.png 272 |
| 308 画像:g30.png画像:g10.png | 25~29 | 画像:r30.png画像:r05.png画像:r03.png 295 |
| 305 画像:g30.png画像:g10.png | 30~34 | 画像:r30.png画像:r05.png画像:r03.png画像:r01.png 301 |
| 283 画像:g30.png画像:g05.png画像:g01.png画像:g01.png | 35~39 | 画像:r30.png画像:r05.png画像:r01.png画像:r01.png 285 |
| 307 画像:g30.png画像:g10.png | 40~44 | 画像:r30.png画像:r10.png 307 |
| 336 画像:g30.png画像:g10.png画像:g03.png画像:g01.png | 45~49 | 画像:r30.png画像:r10.png画像:r03.png画像:r01.png 335 |
| 404 画像:g50.png画像:g03.png | 50~54 | 画像:r50.png画像:r01.png画像:r01.png 398 |
| 317 画像:g30.png画像:g10.png画像:g01.png | 55~59 | 画像:r30.png画像:r10.png画像:r01.png画像:r01.png 320 |
| 278 画像:g30.png画像:g05.png画像:g01.png | 60~64 | 画像:r30.png画像:r10.png画像:r01.png 312 |
| 279 画像:g30.png画像:g05.png画像:g01.png | 65~69 | 画像:r30.png画像:r10.png画像:r03.png画像:r01.png 335 |
| 254 画像:g30.png画像:g03.png | 70~74 | 画像:r30.png画像:r10.png画像:r01.png画像:r01.png 323 |
| 191 画像:g10.png画像:g10.png画像:g05.png | 75~79 | 画像:r30.png画像:r05.png画像:r01.png 275 |
| 158 画像:g10.png画像:g10.png | 80歳以上 | 画像:r30.png画像:r10.png画像:r03.png画像:r01.png 340 |
- データ出典:第10表/都道府県, 年齢(5歳階級), 男女別人口-総人口
(総務省統計局)
交通
広域交通としては道路交通・鉄道・航空路・航路が利用されている。主に東北新幹線・東北自動車道により関東地方と連結される。以前は東京(羽田)との間に航空路が設定されていたが、仙台空港・花巻空港では新幹線開通の後採算が取れず閉鎖された。東北地方の対関東地方の交通機関は新幹線開業前から鉄道が強く、東京便がある地域でさえ航空は圧倒的なシェアを占めているとは言い難い。北海道との間にはフェリーなど航路が設定されている。青函トンネル開通以前は函館・青森間に青函連絡船が運航されていた。
- 港湾
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