日産・セドリック
Keywords: 日産・セドリック, 1960年, 1965年, 1971年, 1975年, 1979年, 1983年, 1987年, 1988年, 1991年
セドリック(CEDRIC)は、日産自動車が製造・発売していた乗用車である。
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スタイル・機構
全車種にわたって後輪駆動である。 サスペンションにおいては四輪独立懸架仕様である。
セダン型とハードトップ型、それにライトバンおよびワゴンが年式によりラインナップされる。
歴史
初代(A30型、1960年-1965年)
発売開始は1960年4月。それまでKD(ノックダウン)生産されていたオースチンにかわる中型乗用車として登場。
2代目(130型、1965年-1971年)
1965年10月、モデルチェンジ。
3代目(230型、1971年-1975年)
1971年2月、モデルチェンジ。以後グロリアと基本構造を同一とし、兄弟車(いわゆるバッジエンジニアリング)となる。
このため、これ以降のセドリックとグロリアをあわせて「セドグロ」と呼ぶこともある。
4代目(330型、1975年-1979年)
1975年6月、モデルチェンジ。
5代目(430型、1979年-1983年)
1979年6月、モデルチェンジ。 2ドアHTを廃止し、 同年12月、日本初のターボエンジン(L20ET)搭載車を発表・発売。
当時の運輸省(現在の国土交通省)は「ターボは不必要な性能向上のための装置であり、暴走行為を助長する」という見地から、国産車への搭載を頑なに認めなかった。このため日産は「ターボは燃費を向上させる装置」という論理で対抗する。すなわち、ターボの過給圧を調整することにより燃焼効率を向上させ、排ガス浄化と低燃費を両立させることができるとしたのである。しかも、「排気エネルギーのリサイクル活用である」として環境問題までもをクリアしようと考えた。さらにその論理へのダメ押しとして搭載車種セドリック/グロリアを引き合いに出し、「セドリック/グロリアで暴走する人はいないだろう」とトドメを刺した事は有名である。
こうして生まれたL20ETは、重量級のボディを軽々と走らせる源となった。
蛇足だが、その後このL20ETは、排ガス規制で「名ばかりのGT」、「牙を抜かれたGT」と揶揄され、何よりもパワーを欲しがっていたスカイライン(KPGC211)やフェアレディZ(S130)にも搭載され、トヨタのDOHC軍団の後塵を浴び続けた日産車が息を吹き返すきっかけとなる。
6代目(Y30型、1983年-1987年)
1983年6月、モデルチェンジ。ハードトップとセダン、ワゴン・バンがあり、ワゴン・バンは1999年まで継続生産。
このY30は、日産の技術の粋を集めたモデルで、永年搭載してきた直列6気筒のL型(L28E,L20ETなど)を捨て、日本初のV型6気筒エンジン(VG型)を搭載したことでも有名である。なお型式の「Y」は、VG型エンジンを前方から見た際、Yに見えるところから付けられたという説がある。
7代目(Y31型、1987年-1991年)
1987年6月、モデルチェンジ。 現在でもタクシーやハイヤー用途としてこの型は生産されている(セドリック営業車参照)。また、この型から従来からあったブロアムとスポーツ性を向上したグランツーリスモ系に分かれた。 エンジンはVG30ET,VG30E,VG20DET,VG20E,RD28,CA20S,CA20P(LPG仕様)。 特にVG20DET初搭載の車種(グロリアも同様)であり、即ちセドリック初のDOHCエンジン搭載車ということになる。 この代から、リアサスがセミトレーリングアーム採用のIRSとなり、この点ではライバルのクラウンに追いついた感がある。
1988年には上級車種としてVG30DETを搭載した日産・シーマ(当時はセドリック/グロリア・シーマ)が登場し、バブル景気の追い風もあり、500万円近い価格にもかかわらず売れに売れ、「シーマ現象」なる言葉も生まれた。
8代目(Y32型、1991年-1995年)
1991年6月、ハードトップがモデルチェンジ。VG30DET搭載モデルが登場。 セダンはY31型が現在まで継続生産中。
9代目(Y33型、1995年-1999年)
1995年6月、モデルチェンジ。エンジンがVG型からVQ型にバトンタッチ。ターボエンジンのVQ30DETは270psを発生。
後に4WDのアテーサE-TSも設定される。(アテーサE-TS車は直列6気筒のRB25DETを搭載)
10代目(Y34型、1999年-2004年)
1999年6月、モデルチェンジ。2004年に生産中止し44年に渡る歴史にピリオドを打った(ただし、Y31型セダンでセドリックの名前が残る→日産・セドリック営業車を参照のこと)。後継としてフーガが登場した。
車名の由来
フランシス・ホジソン・バーネットの小説「小公子」の主人公、セドリックに由来。
当時の社長であった川又克二が命名した。また、キャデラックに似ているからという説もある。
取扱販売店
ブルーステージ。ただし、Y31型セダンは全販売会社。
外部リンク
- 日産 WEBカタログバックナンバー(日産自動車)
