教育工学
Keywords: 教育工学, コンピュータ, フォード・モーター, メディア (媒体), メディア・リテラシー, 工学, 放送教育, 映画, 産業革命
教育工学(きょういくこうがく)は、工学の持つ科学的側面を、教育活動に応用するべく 出現した比較的新しい学問である。
教育工学の歴史
教育工学の成り立ち~初期
産業革命以降、物作りは徐々に自動化の道を歩み始めた。 そしてフォード社が自社の車を生産するのに、流れ作業による方式を考案した。 これにより、従来は一人の職人が1台づつ仕上げていた車を、 大量の人(しかも、それぞれに割り当てられる仕事はごく簡単で、素人でもできる)を用いて 効率よく大量の車を生産することができた。
この流れ作業の図式を教育に応用しようと、出現したのが教育工学である。
すなわち、
- 材料を、生産計画に合わせて工場に投入
- 工場から出てきた製品を計画と照らし合わせて検査
- 問題がなければ出荷
という一連のプロセス(テイラーシステム)を教育に置き換え、
- 未教育の子どもを、教育計画に合わせて学校に入学させる
- 教育を終えた子どもを計画と照らし合わせて検査(学力検査、テスト)
- 検査結果に問題がなければ卒業
というように考えた。
教員という職業は職人的な側面が強く、 十分な教育が可能なレベルにまで達するには、教員の職についてから、さらに10年ほども必要だとされる。 前述の流れ作業的教育を行うためには、 この教職技術を、科学的方法によって検証し、教授技術をマニュアル化する必要があった。 この、教育プロセス及び教授技術のマニュアル化を行うために発生した学問が教育工学である。
現代の教育工学
現在では、教授技術のマニュアル化は不可能と言われているため、教育工学の求める結果は従来のそれとは異なっている。現在では、教授技術の発展をめざし、より効率的な教育を進めるメディアの研究を行う学問とされている。具体的には、スライド、映画、放送教育、OHP、コンピュータ、等があげられる。これら教育メディアの研究、教育への実用化、そしてメディアの研究が、現在の教育工学の内容である。現在、もっとも注目されているのが教育へのコンピュータの応用及びメディア・リテラシー である。
