大人のおもちゃ
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画像:Icon-not-under18.png 注意: この項目は性風俗関連について扱っています。未成年の方や不快感を覚える方は閲覧を控えてください。
大人のおもちゃ(おとなのおもちゃ)は、もっぱら人間の性的欲望を満たす目的で作られる工業製品である。性具(せいぐ)、愛のおもちゃ(love toy)とも呼ばれる。
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概要
これら用具は生殖器や肉体を刺激する事で、性的な快楽を得るための物である。
マスターベーション(オナニー)用の物や特殊な性癖に特化した物もあるが、使用法によっては性機能障害や不感症の改善に役立つと思われており、性行為に補助的に使用される事もある。
その用途上、18歳未満の人が購入する事は道徳上で公序良俗に反すると考えられているため、その販売に関しては法律や地域条例、または業界内の自主規制の上で制限が設けられている。
これら器具類は大別して
- 男性が一人で楽しむ物
- 女性が一人で楽しむ物(または複数の女性が同時に楽しむ物)
- 男性が女性に性的刺激を与えるために使用する物
- 女性が男性に性的刺激を与えるために使用する物
- 男女が性交時に同時に使用して、性的快感を強める物
- 特殊な性癖を満足させるために用いられる物
となっているが、この幾つかの特徴を併せ持つ器具もある。
古くから女性が性的快楽を追求する行為は不道徳的であると見なされていたため、これら器具の多くは男性の性的な願望を強く反映した物が多かったものの、近年になって女性の性的な欲求も社会的に認知されるようになって、女性自身の発案による器具も多く出回るようになった。
しかしこれらの器具の多くは「如何わしい物」として、けして大っぴらに販売される事が無いため、粗悪な製品が多く出回る傾向が強く、購入者も買った事が周囲に知られる事を厭う傾向が強く、粗悪品を買ってしまっても泣き寝入りする事も多いために、何処の国の製品であっても、全般的に良心的な物は少ないようである。
歴史
これら性的用具の歴史は古く、その起源ははっきりしないが、紀元前より権力者の衰えた勃起能力の代用品として、張り形と呼ばれる男性生殖器を模した器具が存在していたとみられる。
記録に残る日本最古の張り形は、飛鳥時代に遣唐使が持ち帰った青銅製の物が大和朝廷への献上品に含まれていたと云う記述があるそうで、奈良時代に入ると動物の角などで作られた張り形が、記録に登場している。
江戸時代に入ると木や陶器製のこれら器具が一般にも使われ始めるが、一部では男根崇拝の一環として、神社に奉納されるためにも用いられた。なお、この時期と前後して江戸城下には幾つかの媚薬や精力剤を専門に扱う店が生まれたが、その元祖と言われているのが1626年に創業した四ツ目屋と云われている。
俗に「ダッチワイフ(オランダ妻?)」と呼ばれる、男性の性的欲求不満を解消する抱き人形では、南極越冬隊の逸話が有名だが、これは社会から孤立した状態の隊員の精神衛生上から必要とされて持ち込まれたものの、隊員からの評判は芳しく無く、その後備品から外された経緯を持つ。ちなみに「ダッチワイフ」の語源は14世紀イギリスに遡り、当時のイギリス海運商人がオランダ海運商人を侮蔑する意図から、オランダ人が広く愛用していた抱き枕を指して、「オランダ人は枕と交合する」と吹聴したのが始まりだとか。なおオランダ人の名誉のために云うならば、彼等の愛用した枕には、今日のダッチワイフに付いている如何なる機能も付いていなかった…との事。
女性用
女性の為のものは、バイブレータやピンクローターなどがある。バイブレータに男性の人形がついているおもちゃは男性用のダッチワイフにくらべてかなり少ないながらも、存在している。
バイブレータ
バイブレータは、男性器を模していて、女性自らが、自分の性器(膣)に挿入したり、その周辺部やその他の性感帯を刺激することで、興奮を得るために専ら使われる。バイブレーターは、その名のとおり、モーターと錘により震えるようにできており、中には全体が屈伸したり表面の凹凸が変化するなどの複雑な機構を備えた物もある。またそれら機能を適切に配置する事で、より過激な興奮を得られるように改良が続けられている。
古くはどぎついピンク色や黒のものが多かったが、オナニーがファッション化するにつれ、デザインや色が、いやらしくない物が増えて来ている。近年では女性向けの入りやすいアダルトグッズショップや、インターネット上の通販サイトが増えており、幅広い年齢層に受け入れられる関係から、初心者向けの細くてシンプルな物から、上級者向けの巨大で刺激が強い物まで様々な製品が用意されている。
陰核を刺激するための装置が取り付けられているものがある。
電動こけし
電動こけしとは、バイブレータの中でもこけしの形をした性具のことを言う。こけし (性玩具)を参照。
アナルパール
数珠状に繋がっている球体を肛門に出し入れし、括約筋を刺激して楽しむ器具。
ディルド(張り形)
thumb|大奥 鼈甲張り型 男性性器を模した物で、モーター等は内蔵されていない。金属性や木製・陶器製の物などが古くからあったが、あまりに固過ぎて違和感(もしくは異物感)もあったためか、近年ではゴムやシリコーンと云った、柔らかい素材の物が好まれるようである。両端が男性器を模した物もあり、こちらは女性同士が楽しむためにも用いられる。
ピンクロータ
ピンクロータ(または単に「ローター」と呼ばれる)は、バイブレーターの振動部分だけを取り出したものであり、膣内などへ挿入しての刺激よりも、陰核を刺激したり、乳首を刺激したりして楽しむ用途に向くよう小型化されている。
男性用
男性の為のものは、オナホール、ダッチワイフ、などがある。振動機能を追加できるようにピンクローターが付属しているものがある。
オナホール
オナホールは、女性器を模したもので、それに空けられた穴に男性器(陰茎)を挿入して、興奮を得る為に供される。ほとんど使い捨ての100円程度の物から、消耗品のローションさえあれば繰り返し使える数万円代のものまで様々にあり、電動モーターなどの動力を内蔵して、より強い刺激を性器に与える物も存在している。高級品では、医療用の人工皮膚なども使われる。消費者の好みから、女性の性器を忠実に模した物が好まれるが、それとは逆にまったく異質な形状をしていて、(男性諸氏の家庭的事情もあって)一見それとは判りにくい形状の物も存在する。リアルさを追求して陰毛をカツラと同じ技術で植毛した製品もあるが、その有無に関しては個人的な性的傾向により、好みが別れる所である。
ダッチワイフ
ダッチワイフは、オナホールに、女性の人形(等身大の全身若しくは下半身のみ)が加わったもの。陰部のみならず口や肛門に当たる部分にも、男性性器を挿入するための穴が設けられた物もある。ビニール風船やビーチボールのような空気を入れて膨らませる簡易式の物から、シリコンゴムなどで女性臀部や全身を模した物など様々だが、得てして後者は高価で数十万円台の等身大人形と云った高級品も市販されており、差別化のため、こちらは“ラブドール”とも称される。高級なものは、性具というよりはむしろ等身大の着せ替え人形として利用されているものも少なくない。
エネマグラ
エネマグラは前立腺マッサージ器である。「プロステート」と呼ぶ場合もある。勃起不全や前立腺障害の医療用器具であるが大人のおもちゃとして分類されることもある。 前立腺を刺激することにより、女性のオルガニズムに近い(射精をともなわない)快感が得られる。ただし、陰茎によるマスターベーションと異なり、快感を得るためには訓練や経験が必要であり、個人差も大きい。
男女兼用
うなぎ
うなぎは上記のディルド(張り型)が双方向にくっついた一本の棒状の形状を成している。向かい合って、両方の尻穴等へ挿入するなどの方法で使用する。
各種拘束具
体を拘束し、その不自由さにより快感を得るプレー(SMプレーなど)で使う拘束具がある。縄といったシンプルなものから、腕、脚、または口を強制的に開放するものまである。 ●注意●どのような器具を使うのも自由である。が、しかし、そのようなSMプレーは、相手を拘束することによって快感を得る者(S)と拘束されることによって快感を得る者(M)の間には、お互いの信頼関係があって初めて成立するプレーことであることを、頭に入れておくべきである。信頼関係なしでは犯罪である。
問題点
これらの器具は、使用者がその利用に際して、正しい使いかたを熟知する必要があると思われる。誤った使用法は、時に生命に関わる重篤な負傷を招く事もある。
使用前の注意点
これら器具には粗悪な工業製品が多い事は前記の通りであるが、粗悪な製品の中には使用すれば負傷する事のある物まであるので、使用前に安全かどうかを良く調べる必要がある。
- 製造時の樹脂成型における問題
- プラスチック部分を良く目で見ると共に、手で触れてバリや尖った部分が無いかを良く確認し、もしバリがあった場合、使用前にヤスリなどで削り落としたりしておいたほうが良いと思われる。
- 強度のチェック
- 強く握ったり振ったりしてみて、簡単に壊れてしまわないかを確認する。ちょっと力を入れただけで、簡単にバラバラになってしまったり、部品が破損しそうなものは絶頂期に、勢い余って壊すかもしれないので、気を付けるようにする。
- 動作のチェック
- モーターなどの動力がついている物は、一通り動作させて、不自然に熱を持つ部分が無いかを触れて確かめる。中には設計上や製造上の問題から、摩擦により発熱して部品が溶けたり、一部が異常発熱して火傷する可能性もある。また部分的に熱くなる場合は、その部分に負担が掛かっていて、そこから破損する可能性もある。
- 使用前に清潔にする
- 基本的には食器と同じで、初めて使う前に、洗えるなら一度良く洗うようにする。これら器具は滅多に「展示品処分」等という事はないが、不衛生な工場で生産・梱包されていたり、長らく衛生的とは云いがたい倉庫に保管されている場合も少なくないからである。口に触れても気にならない程度には清潔にしておいたほうがよい。
使用時の注意
仮にも露出した粘膜組織を持つ性器を、これらの器具で刺激する行為は、食事と同様に、衛生的でなければならない。
- 器具は常に清潔に保つ
- 不潔な状態のまま使用すれば感染症を引き起こす危険もあるために、使用前にきちんと清潔にする。肛門に使用した器具を、そのまま性器に挿入したり絶対にしてはならない。
- 使用後の手入れは十分に
- 説明書に手入れ方法が記されているならばその通りにし、それ以外の場合には十分水洗いをして乾燥させ、湿気の無い場所に保管する。また用途面での倫理的な問題もあるので、未成年者の目に触れないように気を付ける。
- 古い器具には気を付ける
- 使用を繰り返すと摩擦などにより、器具表面に細かい傷が付き、その細かい傷に細菌が繁殖する事もあるため、古い器具は特に良く洗うべきである。また古くなった器具に溜まった汚れが感染症の原因になる事もあるので、かぶれや違和感があったら使用を止めて、医師の診察を受ける事を勧める。
- 共有は避ける
- 複数人数でこれら器具を共有する場合には、相互の性病やウイルス性肝炎などの接触感染症が器具を介して伝染する可能性もあるため、共有は避けるか、きちんと殺菌消毒する位の心掛けが必要と思われる。
- コンドームを使用する
- より万全を期すために、コンドームを器具へ装着して挿入することが望ましい。
使用に際しての注意
メーカー側が提示した使用法に沿って用いる。誤った使用方法は器具の破損ばかりではなく、使用者の負傷を招く場合がある。
- 相手への配慮を忘れずに
- 男女間や同性間でこれら器具を用いる場合、相互の合意は必須である。当人の意思を無視して使用すれば、相手を心理的にも肉体的にも傷付ける結果になりかねず、本来快楽を得るはずの行為が、不快な結果に終わりかねず、特に女性の場合は、生殖器に本来異物であるこれら器具を挿入する行為に、生理的な嫌悪感を抱く人もあるため、男性の一方的な好奇心から、これら器具を使用され、心理的にダメージを負う事もあり、その結果不感症に陥るケースも報告されている。
- 無理に挿さない
- 不適切に太すぎる器具の挿入は器具の破損や性器の裂傷を負わせる危険もあり、場所が場所だけに傷口が不衛生になりやすく、感染症を引き起こす事がある。特に痔などの慢性疾病がある人は注意が必要である。また特殊な趣味がある場合でも、できれば下痢などの消化器系疾病のある状態での肛門刺激は行わないこと。
- 挿し込み過ぎに注意
- 女性生殖器や肛門を刺激する器具の多くは、必要以上に深く挿入できないような構造になっているものの、稀にそのような安全機能(フールプルーフ)を持たない製品がある。それらを深く挿入し過ぎた場合に、子宮口や直腸・S状結腸などを傷付け、その原因となった行為の羞恥心から医師への受診が遅れ、腹腔内の感染症を併発して死に至るケースもある。
耳掻きと一緒で、あまり深く入れるのは考え物で、特に女性器の場合、膣入り口から2~3センチ程度の辺りが、最も「感じる」部位(Gスポット)であるとする説が有力であるため、深い挿入は逆効果であると考えられる。
