利根川

Keywords: 利根川, アイヌ語, キロメートル, ダム, メートル, 一級水系, 上武道路, 上水道, 伊奈忠次

利根川
280px|千葉県・茨城県の県境を流れる利根川
千葉県・茨城県の県境を流れる利根川
(2004年12月5日撮影)
延長 322 km
水源の標高 1,831 m
平均流量 256 /s
流域面積 16,840 km²
水源 大水上山
河口 太平洋
(千葉県銚子市、茨城県波崎町)
流域 群馬県長野県栃木県
茨城県埼玉県千葉県
東京都


利根川(とねがわ)は、群馬県最北部に端を発し関東平野を北西から南東へと流れる一級水系利根川水系の本川である。

全長は約322kmで、信濃川に次いで日本第2位、流域面積は約16,840km²に及び日本で最大である。「坂東太郎」(ばんどうたろう)の異名を持ち、「筑紫二郎」(筑後川)、「四国三郎」(吉野川)とともに日本三大河川の一つに数えられる。「利根」の語源についてはアイヌ語を起源とみる説がある。

鬼怒川渡良瀬川(わたらせがわ)など多くの支流をもち、下流では分流として江戸川をもっているので、関東平野の大きな部分を流域としている。

日本海軍重巡洋艦にこの川から名前をとった「利根」がある。

目次

地理

新潟県群馬県の県境にある大水上山を水源とし、吾妻川(あがつまがわ)、烏川、渡良瀬川など多数の川を合わせ、千葉県銚子市茨城県波崎町の境で太平洋へと、また、流れの一部は江戸川となり東京湾へと注ぐ。流域は群馬県、長野県栃木県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都の1都6県にまたがる。

役割

上流には、矢木沢ダムなど多数のダムが建設され、下流部には河口堰が建設されるなど、首都圏上水道を支えている。明治時代に鉄道網が発達するまでは、東北地方の物資や銚子の醤油などが利根川、江戸川を通じて運ばれており(海上輸送の危険回避・距離短縮の効果)、物流基盤としても重要な存在であった。

歴史

利根川は古くから「暴れ川」として知られ、度重なる氾濫と、幾度もの流路の変更が記録されている。とくに江戸(現在の東京)に政治の中心が移ってからは、利根川の治水は最重要課題の一つであり、現在に至るまで様々な河川の改良の試みがなされて来た。

現在は前橋市中心部の西、群馬県庁のすぐ脇を流れる利根川も、室町時代まではそれより北に流路を取り、広瀬川低地を流れていた。

江戸時代初期までは、江戸湾(現在の東京湾)に注ぐ川であったが、東北地方北関東から江戸の街への水運ルートの確保や、関東平野の新田開発の推進を発端に、徳川家康の号令で伊奈忠次忠治らによる利根川を渡良瀬川水系や鬼怒川水系と繋ぐ瀬替え(利根川東遷(とうせん)事業)が始まり、最終的には利根川の本流は銚子の方へ流れるようになった(治水上の利根川本流が銚子への流路に確定するのは明治時代である)。なお、利根川水系や渡良瀬川水系は洪水によって流路がしばしば変化していたうえ、東遷事業などに伴う水路の開削・閉鎖が複雑に行われたため、東遷以前の河川を現在の河川と比較対照させるのは難しい。

東遷事業のあらましは、利根川と東隣を流れていた渡良瀬川をつなぎ、その先をさらに鬼怒川水系下流方面へとつなぐというものであった。現在の江戸川は、下流域はかつての利根川・渡良瀬川水系の流路に沿っている部分もあるが、利根川から分流後の20kmほどの部分は、人工的に開削されたものである。現在、利根川の流域面積は日本一となっているが、その大半は、瀬替えによって生じたものである。

主な支流

主な利根川水系の利水施設

関連項目

外部リンク

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