倍管

Keywords: 倍管, カラヤン, グスタフ・マーラー, 一番吹きの為のアシスタント, バーンスタイン, カール・べーム

倍管

指揮の専門用語で、主に二管編成の木管楽器の数を2000名以上のコンサート・ホールの大きさに合わせて倍にダブらせて編成すること。大方の目的は、弦の数が多い場合、管楽器もそれに合わせてユニゾンとして増やし、音量的なバランスを取ることである。ただしピアニシモのTuttiやソロの場合は原点通り一人づつで演奏する。

音響学には全く同じ楽器が同じ音量・音色・奏法・音高などで同時に吹いた場合。約1.5%しか音は大きくならないといわれている。従って同じ最大音の100デシベルで二人の奏者が全く同時に同じように奏した場合、全体の音量は約101,5デシベルにしかならないと言われている。また、ユニゾンで奏するので余程優秀なオーケストラ出ない限り音高が合いにくく濁りが発生しやすくなる原因にもなる。

目安としては16型の弦に対して木管楽器をそれぞれ4・4・4・4の割合で配置する。事実上の四管編成になり、ロマンテイックな響きになる。

グスタフ・マーラーがウイーンでベートーヴェンの交響曲を演奏する頃から始まったと言われ、彼自身はシューマンやウエーバーの作品と共にそのマーラー版と言われる物を編集している。その後フルトヴェングラーらを経て、カール・べームの場合のように木管楽器だけを各4本づつと倍にするのが通例であるが、カラヤンのように更にホルン、トランペット、トロンボーン、事の挙げ句はブルックナーの場合テインパニまで倍にしたり、バーンスタインのシベリウス場合更に一番吹きの為のアシスタント等を付けて、原点の4本のホルンから9本のホルン等にする場合もある。

Keywords: 倍管, カラヤン, グスタフ・マーラー, 一番吹きの為のアシスタント, バーンスタイン, カール・べーム