人間失格
Keywords: 人間失格, 1948年, 1990年代, アイルランド文学, アフリカ文学, アメリカ文学, イギリス文学, イタリア文学
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『人間失格』(にんげんしっかく)は小説家・太宰治による長編小説であり、「走れ、メロス」「斜陽」にならぶほど有名な、太宰の代表作である。1948年(昭和23年)に連載小説として発表された。私小説の形式をとったフィクションだが、太宰の人生を色濃く反映した自伝的な小説とされている。連載中に太宰治が自殺したため、「遺書」のような小説とされてきた。
TBSによるテレビドラマについては、人間・失格~たとえばぼくが死んだらを参照せよ。
他人の前では面白おかしくおどけてみせるばかりで、本当の自分を誰にもさらけ出すことのできない男の人生(幼少期から中年期まで)をその男の視点で描く。幾度にもわたる自殺未遂や、家族に騙されて精神病院へ入院させられたこと、薬物中毒、妻の浮気など、衝撃的な人生と、その内面の人間不信が描かれる。登場する名台詞「生まれてすみません」はあまりにも有名である。主人公「私」は太宰治ではなく大庭葉三(おおばようぞう)という架空の人物で、小説家ではなく画家の設定になっている。この主人公の名前は、太宰の初期の小説に1度だけ登場しており、興味深い。
前述の通りこの作品は「遺書」と受け止められていたため、ずっと勢いにまかせて書かれたものとされてきたが、1990年代に遺族が「人間失格」の草稿を発見し、言葉ひとつひとつが何度も推敲されていた事が判明し、実は計算しつくされて書かれた小説だったことが判明した。
