京都マル秘指令 ザ新選組

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京都マル秘指令 ザ新選組(きょうとまるひしれい ざしんせんぐみ)は、朝日放送松竹が制作した京都版『ザ・ハングマン』ともいうべき勧善懲悪のアクション・テレビドラマ。現代の京都を舞台に、近藤局長・土方・沖田ら新選組の隊士になぞった正義の味方たちが、金閣寺、日本一の芸妓など古都京都の文化財を狙う悪人たちと攻防を繰り広げる娯楽作品に仕上がっている。

1984年2月17日から同年5月18日まで、テレビ朝日系列で金曜日夜9時からの1時間枠で放送された。全13回。未ビデオソフト・DVD化。

必殺シリーズと全く同じスタッフで作られているのが特徴。京本政樹がアタリ役を得た組紐屋の竜で『必殺仕事人V』に登場する前に、このスタッフらの制作のもとにレギュラー出演していたことで一部には有名なカルトドラマとなっている。

目次

主なデータ

スタッフ

キャスト

各話タイトル

エピソード

新選組の逸話との親和性

舞台が京都なのとキャストの役名に新選組隊士の名をもじっている以外にもこのドラマには幾つもの新選組に関連した逸話を投影させている。京都の文化財を悪人たちから守る昭和の新選組ことザ新選組は、松平なる謎の人物からの命令と情報を受けて行動に当たる。そしてそのザ新選組が作戦を打ち合わせる炉端焼きの店の名がその名も壬生屯所(みぶとんしょ)。局長・山田勇の世を忍ぶ仮の姿は、街で剣道を教えている道場主。もちろん流派は天然理心流である。ある放映回では、その局長は不意を突かれて左肩を怪我させられ、また不治の病を持つ設定の沖田も黒猫と出会うなどモデルとなった隊士の逸話をそっくりそのまま持ってきた。

キャスティング

金曜夜9時

テレビ朝日系列の金曜夜9時の枠は、現在でも続いている朝日放送による制作の枠で、いまはバラエティ枠ではあるが、80年代後半までは『ザ・ハングマン』や『赤かぶ検事奮戦記』を何作もシリーズで作ってヒットをとばすドル箱のドラマ枠であった。この『ザ新選組』も先述したようにその枠での放映である。70年代から元々この枠は人情ものを軸にした路線のドラマを放映していたが、1980年秋にそれまでバラエティ番組枠を担当していた朝日放送の奥田哲雄プロデューサーが『赤かぶ検事奮戦記』第1シリーズから着任すると路線は大きく変更。この枠は一貫して現代劇による劇画娯楽小説路線を突き進める。さらにコメディチックな掛け合いのなかでおこるサスペンス・アクションやミステリーは、次の時間帯に控える同様な展開を持つ後期必殺シリーズと相乗効果をもたらした。そして、80年代前半、夜7時の『ドラえもん』を前座に、7時半の『宇宙刑事ギャバン』に始まるメタルヒーローシリーズ、8時が古舘伊知郎実況の新日本プロレス中継『ワールドプロレスリング』、この9時のドラマ枠を挟んで、10時からが真打ち登場の『必殺シリーズ』と奥田プロデューサー曰くアクション・コミック路線と銘打つ当時のテレビ朝日系列一週間の中で最強の時間帯が形成されていく。それがまさに全盛を迎えた頃に持ってきたのが、この『ザ新選組』であった。プロットこそ同枠の『ザ・ハングマン』シリーズをベースにしているものの、『ザ・ハングマン』シリーズが松竹芸能との共同制作に対し、こちらは必殺シリーズと同様に松竹(実質は京都映画株式会社が担当)とで作品作りのティストがだいぶ違う。亜流という言葉で片づけてしまえば容易いが、『ザ・ハングマン』も元はと言えば現代版必殺として生まれたもの。肯定的に捉えるとすれば、その『ハングマン』と本家本元の『必殺』が巧くブレンドされている作品となっている。この路線全盛期だからこそ生まれたといえよう。ただ、この金曜夜9時枠の他作品と同様に当初はシリーズ化を考えていたが、1クール1シリーズのみで残念ながらそれには至らなかった。故に『ザ・ハングマン』、『必殺』の両方のファンからさえ今日までカルト扱いされている。

関連項目

外部リンク

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