フジテレビヤングシナリオ大賞
Keywords: フジテレビヤングシナリオ大賞, 101回目のプロポーズ, 10月, 1987年, 1988年, 1989年, 1990年, 1991年, 1993年, 1994年
フジテレビヤングシナリオ大賞(ふじてれびやんぐしなりおたいしょう)は、フジテレビが、主として、自社のテレビドラマで活躍する若手のシナリオ作家を募集・育成するために設立した公募である。創設は1987年。年1回の募集で、現在では、その年の9月か10月に締め切り、翌年の6月か7月に大賞決定というパターンが定着している。原則として大賞作品1編に賞金500万円、佳作3編に賞金各100万円が贈呈される。審査にはフジテレビの現場のプロデューサー、ディレクター、仲間のライターがあたる。応募資格は「自称35歳以下」でプロのシナリオ作家を目指す者であるが、自称なので実際は何歳でも応募できる。
大賞作品は1時間ドラマとして映像化されるが、放送時間帯は土日の午後である場合が多く、系列局では放送しないところが少なくない。審査経過はフジテレビのホームページや月刊「ドラマ」(映人社)誌上で確認できる。実力のある者には受賞後すぐに連続ドラマが任されることもある。
これまで、野島伸司、坂元裕二、信本敬子、橋部敦子、山崎淳也、尾崎将也、浅野妙子らを輩出してきた。また、最終審査まで残り選には漏れたものの、その後頭角を現した水橋文美江(代表作「いつかまた逢える」[1995]、「ビギナー」[2003])のような例もある。
受賞者・受賞作品一覧
| 年 | 回 | 応募 総数 |
大賞 | 佳作など | その後の活躍 |
| 1987 | 1 | 1974 | 坂元裕二「GIRL-LONG-SKIRT~嫌いになってもいいですか?」 | 深谷仁一「パンダ、誘拐される」 | 坂元裕二「東京ラブストーリー」(1991) |
| 1988 | 2 | 803 | 野島伸司「時には母のない子のように」 | 山中圭一「ダチ」、鈴木優子「街の景色 ~東京タワーで逢いましょう~」、大江いくの「金愚」 | 野島伸司「101回目のプロポーズ」(1991)、「高校教師」(1993)、「ひとつ屋根の下」(1993) |
| 1989 | 3 | 1069 | 信本敬子「ハートにブルーのワクチン」 | 池田龍弥「パパが先生」、中山典子(中山乃莉子)「トランスファー」、山根由美子「わらしべOL」 | 信本敬子「白線流し」(1996)、中山乃莉子「キモチいい恋したい!」(1990) |
| 1990 | 4 | 1215 | 山崎淳也「サラリーマン でんがなまんがな節」 | 桑原真理子「ラヴ・シミュレーション」、池田起教「陣場山の底無し沼」、斎藤徹也「あなたに恋して」 | 山崎淳也「続・星の金貨」(1996) |
| 1991 | 5 | 1214 | 尾崎将也「屋根の上の花火」 | 早野清治「七衛門の首」(特別賞)、佐賀充「墓を買いに行く」、国分久美子「デヴィル」 | 尾崎将也「アットホーム・ダッド」(2004) |
| 1993 | 6 | 1849 | 村井貞之「飛べないオトメの授業中」 | 宮川哲伸「十二歳~Twelve~」、鈴木辰明「学園天国と地獄」、橋部敦子「喜びの葡萄」 | 橋部敦子「僕の生きる道」(2003) |
| 1994 | 7 | 2294 | 大間茜(原田裕樹)「剣道少女」 | 浅野妙子「無言電話」、水山冬子「檸檬」、栗原達矢「やさしく殺す」 | 原田裕樹「白線流し」(1996)※脚本協力、浅野妙子「神様、もう少しだけ」(1998) |
| 1995 | 8 | 2298 | 金子ありさ「ときわ菜園の冬」 | 板垣幸高「骨まで愛してくれないの?」、滝田和人「大阪ひまわり」 | 金子ありさ「Stand Up!!」(2003) |
| 1996 | 9 | 3069 | 該当なし | 坂東賢治「スタミナランチ」、牟田桂子「陸の魚」、小滝三郎「ツチノコ探検隊」、米道智浩「殺したいほどに……」、大里正人「マスク・ド・ママ」 | 坂東賢治「新・俺たちの旅 Ver.1999」(1999) |
| 1997 | 10 | 2389 | 加藤美知代「すばらしい日々」 | 濱崎剛志「突っ込む男」、今井明弘「ハッスルボーイズ」、吉田裕一「オートマ限定殺人事件」 | 加藤美知代「美少女H2」(1998) |
| 1998 | 11 | 2513 | 大竹研「離婚疎開」 | 高木登「ストーカーズ・ア・ゴーゴー」、いずみ吉紘「ミサイルに翼はない」 ※他に奨励賞3作あり | 大竹研「HERO(ヒーロー)」(2001)、いずみ吉紘「バス・ストップ」(2000) |
| 1999 | 12 | 2621 | 池田晴海「桜の花の咲く頃」、武井彩「御就職」 | 加賀公平「新大久保盗品買取所」 | 池田晴海「非婚家族」(2001) |
| 2000 | 13 | 1970 | 永田優子「ほたるのゆき」、橋口俊貴「非政府組織モグラ団」 | 中間真紀「マンション・ラプソディ」、吉村奈央子「空の蒼さが目にしみる」、上坂浩彦「空飛ぶニワトリ」 | |
| 2001 | 14 | 1835 | 山浦雅大「オカンは宇宙を支配する」 | 亀田裕一「そんなの、解っているよ」、山口佳子「セーラー服の賞味期限」、中村直美「笑顔セラピー」(P&Gパンテーン特別賞) | |
| 2002 | 15 | 安達奈緒子「僕らの未来に子供たちはイエスと言うか」、金子真弓「琉球偉人伝説」 | 清水達也「グリーティングメール」(佳作兼P&Gパンテーン特別賞)、鬼塚岳人「微熱」、武藤大助「野球狂の親父」 | ||
| 2003 | 16 | 2422 | 金子茂樹「初仕事納め」 | 大島里美「HEAR」、石川学「ドメスティックスイーパー風間」、植村裕子「いつか河馬になる日まで」 | |
| 2004 | 17 |
参考資料
- 月刊「ドラマ」(映人社)
