噂
Keywords: 噂, 11月28日, 1631年, 1719年, 1813年, 1873年, 1891年, 1910年, 1923年
噂(うわさ)は流言とデマの二つに分類される。
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流言
流言は、明確に知識や情報が得られずに広まる噂。ある一部での話が連鎖的に広まり、それがやがて全体に広がっていく形態を取る。以下に有名な流言の事件を記す。
トイレットペーパー騒動
一番有名な話としてオイルショックによるトイレットペーパー騒動を上げる。
1973年、あるスーパーの宣伝用の広告用紙に(激安の販売によって)「紙がなくなる!」と書いたところから始まった。石油ショックという背景もあり、紙がなくなってしまうことは本当かもしれないということから連鎖的に広まり、マスコミにもとりあげられて全国的に広まった。
豊川信用金庫の流言事件
1973年、高校生たちが就職先の話について「豊川信用金庫」がどうであるのかという話が持ち上がった。ほかの高校生がただからかうだけで「豊川信用金庫はつぶれるよ(現状としては豊川信用金庫は安定していた)」と言った。それを本当に鵜呑みしてしまった高校生は親に就職の相談を持ちかけ、親は豊川信用金庫に預金があったため急いで預金をおろす準備をした。そのことが豊川市に広がり、豊川信用金庫は全体として17億円が引き出されて活動が不可能になってしまった。
デマ
デマは、ある悪意を持って作為的に広められる噂である。
2003年8月30日に氣志團が、ロックフェスティバルの氣志團万博を開催した。「あの宇多田ヒカルが「君が代」を歌うらしいよ」、「あの森山直太朗が「さくら(独唱)」を歌うらしいよ」と言う噂が流布した。氣志團のリーダーの綾小路翔が、噂の発端らしいと言う説が有力である。
流言の発生条件
流言が発生するにはある条件を満たしているとより広がりやすくなる傾向がある。
- ひとつに話をする人があげられる。その人に信用があり、また情報をよく知っているなどの条件が重なれば聞き手はそれが本当であると思い(検証せずに鵜呑みにしてしまう)、次々と伝播してゆく。さらに、「これはためになる」と思い込むことから、良かれと思って(善意で)自分の周囲の人や知人に広く伝播してしまう傾向が強い。
- 社会的情勢が不安定であれば噂は広がってゆく。石油ショック・不況といった何らかの社会情勢の危機、大地震などといった天変地異、伝染病の流行などがその引き金になる。人は誰しもそういった危機に不安を持ち、それに対する自己防衛本能を持っている為、最悪の場合を想定してそれに備えようとするものである。大地震の起こった地域で様々な流言・デマが飛び交うのはこのためである。
流言とデマの歴史(過去に流れたもの)
日本でのデマの古い歴史は1600年ごろまでさかのぼる。以下流れたデマ(流言)
- 1631年、館林城下において領主が領土、地位を剥奪された。発生源は僧侶。
- 1719年、1月?、大阪にて夜までに蕪を食べないと死ぬ。蕪が売れに売れ騒ぎに。
- 1813年、江戸にてそばを食べると死ぬ。蕎麦屋が困る。
- 1873年11月28日から発布された徴兵制の意味の勘違いから血税騒ぎ(徴兵制度に対する暴動)が起こる。
- 1891年、西郷隆盛生存説。いるいない派で騒ぎに。鍬、カマで切りかかる事件まで発生。
- 1910年、ハレー彗星有毒説。自転車のチューブが爆発的に売れる。
- 1923年9月、朝鮮人暴動。発生源は軍と思われる。関東にて発生。数千人の朝鮮人、社会、共産主義者が殺害される。
- 1973年12月、豊川信用金庫事件。発生源は高校生。
- 1973年、オイルショックでトイレットペーパー、ティッシュの買い付け騒ぎ。
- 1995年、全国でサザエさんが終わるといううわさが流れる。
- 2003年、佐賀銀行倒産メール事件。
