スポルティーフ
Keywords: スポルティーフ, ロードレーサー, 自転車
スポルティーフ(sportiv)とは、旅行用の自転車(快走車)である。 乱暴に言ってしまえば、 ロードレーサーにライト、泥よけ、バッグを取り付けて、 タイヤをやや太くしたもの。
本来はブルべを走る為の自転車であったが、現在の日本ではランドナーと並んでツーリング車の一種とされる。ランドナーがオールラウンドな走りを目的とするのに対して、スポルティーフは主に舗装路を快走するツーリング車となる。
狭義にスポルティフと呼ぶ場合、700c(フランス規格のタイアサイズ、現在のほとんどのロードレーサーで使われているサイズと同じ、27インチに近い)というタイアサイズ、タイア幅は28mm~32mm、センタープル形式のブレーキ(現在では入手が難しいのでカンチブレーキが一般的)、ドロップハンドル、泥除けとフロントキャリアが付いたものである。
基本的にフランスメーカの部品を使う事がその道の雰囲気を醸し出すとされ、ストロングライト(クランクメーカ:フランス)サンプレックス(変速機メーカ:フランス)マファック(ブレーキメーカ:フランス)ペリシェ(車輪軸部ハブのメーカ:フランス)スーパーチャンピオン(リムメーカ:フランス)、アトム(ギアメーカマイヨール社のブランド)カニヨン(泥除けメーカ:フランス)JOS(ランプ類:フランス)TA(クランクメーカ:フランス) イデアル(革サドル:フランス)などが好まれる。アレックス・サンジュやルネ・エルスといった工房で組み立てられたものは超高級品。昔はプジョー(輸入はヤマハ発動機、後にホンダ)などからもランクはずいぶんと下がるが売られていた。
これらの部品は、最近では入手が難しい為、古典的な趣味の無いユーザーは日本製のシマノの部品を使用する事が多い。また、革サドルのイデアルも、最近では入手が極めて困難な為、イギリス製のブルックスが使用される事がある(但し、革サドルの利用自体が減っている)。
スポルティフは細い泥除けの取り付けなど組み立てが難しく、最近のいわゆる「ままちゃり」専門の自転車店では扱えない車種であり、東叡社やアルプス社など老舗のオーダー店での購入が一般的である。非常に高価で趣味性の高い自転車である。 但し、最近でも一部のメーカーより既製品のスポルティーフも販売されており、価格も物の割には手頃である。
