サーキット
Keywords: サーキット, CART, アメリカ合衆国, アルバートパークサーキット, インディ500, インディアナポリス・モーター・スピードウェイ, オーストラリア, コンクリート, スパ・フランコルシャン, スポンサー
- モータースポーツのための周回道路。本稿で詳述する。
- 電気回路
サーキット(Circuit)とは、モータースポーツを開催するために建設された周回路と付随施設の総称。舗装路で行う施設に対してのみこの言葉を使い、未舗装路で行う競技(ラリー、モトクロス等)ではこの言葉は使わない。
主な設備
- コントロールライン
- 周回の基準となる線。このラインを通過してから次に通過するまでのタイムをラップタイムと呼ぶ。
- メインストレート
- ほとんどの場合、コントロールラインがある位置は長い直線路になっている。この直線路をメインストレートという。また、コントロールラインから一番遠い位置に存在する直線路のことを、バックストレートと呼ぶこともある。
- コントロールタワー
- 競技主催者や審判員の部屋、各メディアのプレスルームなどがある塔。コース全体が見渡せるようになっている。コントロールライン脇にある。
- ピット
- 競技車両の整備、修理などを行うスペース。競技中に修理や整備を行うこともあるため、メインコースとはピットロードで繋がっている。通常はメインストレート脇に存在するが、まれにそれ以外の位置に存在することもある。
- パドック
- 語源は競馬における下見場。ピット裏にあり、各チームのトレーラーなどが並んでいる。レースウィーク中はこのトレーラー中で各チームのミーティングが行われることが多い。一般の観客が入ることはほぼ不可能であり、スポンサーやVIPらの社交場ともなっている。
- パルクフェルメ
- 車両保管場。レース前後の車検などはここで行われる。この直上に表彰台があることが多い。
- サンドトラップ、タイヤバリア
- 競技中に車両がコースアウトした場合に、コースと観客席を仕切る金網やコンクリート壁にそのまま激突すると大変危険である。そこでこれらの設備を設けてスピードを落とし、激突を防いだり激突の際の衝撃を和らげたりする。サンドトラップは波打たせた砂場、タイヤバリアは廃タイヤを積んで壁の前に並べたもの。
また大規模なサーキットでは、事故により負傷者が出た場合の対応として、ある程度の応急処置ができる医務室と、救急搬送用のヘリポートの設置が義務づけられている。
分類
- オーバルサーキット
- ロードコース
- 常設のサーキットの中でオーバルでなく、複数のカーブ、ストレートを組み合わせたタイプのサーキットをこう呼ぶ。欧州起源のフォーミュラレースは多くがこのロードコースタイプのサーキットでおこなわれる。
- ストリートサーキット(市街地コース)
- 一般の公道を一定期間封鎖して、競技を行うもの。通常サーキットは騒音対策のため郊外にあることが多いが、ストリートサーキットは繁華街に設置されることがほとんどである。
- モンテカルロ市街地コース、ギア・サーキットが有名。
- 複合型、その他
- F1で有名なベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットやル・マン24時間耐久レースが行われるサルテ・サーキットは、公道と常設のサーキット部分を組み合わせたコースで、オーストラリアのアルバートパークサーキットは、ふだん一般に解放された公園内の道路である。また、CARTのクリーブランドGPでは、バークレイクフロント空港の滑走路をそのまま利用した特設コースでレースがおこなわれている。
その他、形状からスピードサーキット・テクニカルサーキットなどの分類も用いられる。
