コルト・ガバメント

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コルト・ガバメントは、アメリカ銃器メーカーであるコルト社によって開発された大型自動拳銃。軍用拳銃としての制式名称は「M1911」。

1911年にアメリカ軍に制式採用され、1985年、ベレッタM92Fにその座を譲るまで、優に70年に渡ってアメリカ軍制式拳銃であった。制式を外れた後も民間用の拳銃として人気が高く、コルト社以外でも類似品やコピー品が多く作られている。複列弾倉を採用したものはハイキャパシティ(ハイキャパ)と呼ばれる。

大口径の強力な拳銃で、シンプルな構造による信頼性の高さで知られた。その後の世界各国の自動拳銃開発に大きな影響を与えた。現代の自動拳銃に広く用いられるティルトバレル式ショートリコイル機構の始祖。

日本のファンは「ガバ」という略称を使うことが多いが、英語圏では通じないので注意が必要である(英語圏では「GM」「1911」などと呼ばれる)。

歴史

1900年に、優れた銃器設計者であるジョン・M・ブローニングの手で開発された38口径自動拳銃「M1900」が原型。その後これを45口径に大型化したM1905がコルト社の手で開発されたがほこりの侵入に弱いという欠点がわかり、これを改良して完成されたのがM1911である。

それ以前のアメリカ軍では、38口径の回転式拳銃を多く使用していたが、1898年の米西戦争の際、フィリピンで起きた先住民モロ族との衝突で、興奮状態の先住民に対して38口径弾が十分な殺傷力を持たないことが判明した。アメリカ軍はそれ以来、対人殺傷能力の高い45口径弾に信頼を置くようになり、自動式拳銃の採用に際しても45口径を採用した。(45口径の銃弾は38口径の銃弾の約2倍の破壊力を持つ。)この頃から、アメリカは拳銃において、一発で相手を仕留めるという「ストッピング・パワー」の思想を持つようになった。

第一次世界大戦での教訓を元に、1927年からは改良型のM1911A1に生産が移行した。従来型のM1911とはグリップフレームのトリガー後方の抉りとグリップ後端の膨らみの有無で見分けられる。第二次世界大戦中は、コルトの他、レミントン、イサカ・ライフル、ユニオン・スイッチ&シグナルなどの各社でも生産された。

戦後には安全対策などを目的に数回のモデルチェンジが行われており、現行モデルはMK-IV(マーク4)シリーズ80型である。派生型としてダブル・アクション型「ダブル・イーグル」もある。

MK-IV(マーク4)シリーズ80型はオートマチックファイアリングピンブロックと呼ばれる、インターナルセフティが新機軸として組み込まれたが、トリガーのリリースに伴い作動する方式だったため、競技射手からは不評、中古となったシリーズ70の人気が高まりプレミアがつく事態となった。

80年代に新口径として10mmAUTO口径型の「デルタエリート」も発売されたが、弾丸規格が一般化せず、短期間で終わった。ラバーグリップを標準装備しデルタマークのメダリオンが付属しており、他の.45口径との差別化を図った。

またスライドにリブが付属、ハンマーもリングハンマーに変わるなど時代に合わせた仕様に変わってきている。

また、ルパン三世に登場する、銭形警部が使用している銃である。

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