エネルギア
Keywords: エネルギア, 1976年, 1987年, 1988年, サターンロケット, スペースシャトル, ソビエト連邦, ブラン, ペイロード
- 旧ソ連の大型ロケットの名称。下記参照。
- Energia(エネルギア)は中国電力の愛称。
thumb|エネルギア(1986年) エネルギア (Энергия) は、旧ソ連の大型ロケット。
| 目次 |
概要
TsAGI(中央空気流体力学研究所)によって設計された。重量物打ち上げ用使い捨てシステム、また、ソ連版スペースシャトル「ブラン」を打ち上げるためのブースタとして開発されたが、ソ連崩壊と財政難により計画は中止された。
歴史
開発経緯
エネルギアとブランは、双方とも超大国の力の均衡を保つことを意図して計画されたものだった。
エネルギア-ブラン システムの開発は、N-1という大型ブースタ計画がキャンセルされた後の、1976年に始まった。N-1のための有人月ロケット用の施設・設備は、エネルギアに使われた。N-1は低軌道(LEO)への95 tの打ち上げ能力があり、1基の推力1,544 kNのクズネツォフ NK-15エンジン30基によって、総推力46 MNを出すことができた。これは米国のサターンVの離陸推力33 MNを凌ぐものだった。プロトンロケットをベースに大型化し、毒性のあるハイパゴリック燃料を使用して推力を増す「ヴァルカン」構想の後継にも、N-1はなるはずだった。
コスト
エネルギアとブランの膨大な開発費が、ソ連の財政危機の一因となった、と多くのアナリストが指摘している(これは開発費であってランニングコストではないことに注意)。
年表
性能
LEOへのペイロード打ち上げ能力は100 tで、サターンVロケットと同等以上の搭載量を持たせることも可能だった。
関連項目
- ロケット - ロケットエンジンの推進剤 - ロケット・ミサイル技術の年表
- スペースシャトル - ブラン
