アセチレン
Keywords: アセチレン, 1836年, アクリロニトリル, アセトアルデヒド, アルカン, アルキン, アルケン, イギリス, エタン, エチレン
アセチレン(acetylene)は化合物の一つでエチンとも呼ばれる。1836年にイギリスのエドモンド・デービーによって発見された炭素数が2のアルキンである。分子式はC2H2。アルキンのうち工業的に最も重要なものである。
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構造
構造式は
で、炭素間三重結合を1個だけ持つ。アルキンのうち最も簡単なものであり、異性体は存在しない。
物理的性質
化学的性質
- アセチレンや一般のアルキンは三重結合を持つ不飽和炭化水素のため反応性が大きく、さまざまな物質の合成の原料となる。
- 銀、銅、水銀等の金属や金属化合物と反応し、爆発性のある金属アセチライドを生成する。
- 有害性はなし。
付加反応
アセチレンの三重結合は付加反応を起こしやすい。ニッケルを触媒として水素を付加させるとエチレンになり、さらに水素を付加させるとエタンになる。
また、アセチレンの三重結合にはH-X型の分子を容易に付加させることができる。 アセチレンに塩化水素を付加させると塩化ビニルになり、酢酸を付加させると酢酸ビニルになる。塩化ビニルや酢酸ビニルは合成高分子化合物の原料として用いられる。
アセチレンに水を付加させた場合はビニルアルコールとなるが、きわめて不安定であるため、ただちにアセトアルデヒドに変化する。
付加重合
アセチレンは付加重合をすることができる。アセチレン2分子が重合するとビニルアセチレンになる。ビニルアセチレンはブタジエンやクロロプレンの原料として、合成ゴムをつくるときに用いられる。
アセチレン3分子が重合するとベンゼンになる。
アセチリド
所在・製法
利用
アセチレンは燃焼するときに多量の熱を発生するので、バーナーの燃料として用いられる。アセチレンと酸素を混合して完全燃焼させた酸素アセチレン炎は金属の溶接や切断に用いられる。
容器はかっ色。
